ジョコビッチがズベレフを倒し、セットを落とさず準決勝へ [フレンチ・オープン]

今年ふたつ目のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を7-5 6-2 6-2で倒し、ベスト4に進出した。試合時間は2時間9分。

 全仏に15年連続出場となるジョコビッチは、2016年の決勝でアンディ・マレー(イギリス)を倒して生涯グランドスラム(キャリアを通じて4つのグランドスラムのすべてを制すること)を達成。昨年は準々決勝で、マルコ・チェッキナート(イタリア)に3-6 6-7(4) 6-1 6-7(11)で敗れていた。

 今年の大会でジョコビッチが優勝すると、「ダブルグランドスラム」(4大大会2回以上制覇)の偉業を達成することになる。

 この結果でジョコビッチは、ズベレフとの対戦成績を3勝2敗と勝ち越した。クレーコートでは2017年5月にローマ(ATP1000)の決勝で対戦し、ズベレフが6-4 6-3で勝っていた。

 今大会でのジョコビッチは、1回戦でホベルト・ホルカシュ(ポーランド)を6-4 6-2 6-2で、2回戦でラッキールーザーのヘンリー・ラクソネン(スイス)を6-1 6-4 6-3で、3回戦で予選勝者のサルバトーレ・カルーゾ(イタリア)を6-3 6-3 6-2で、4回戦ではヤン レナード・ストルフ(ドイツ)を6-3 6-2 6-2で破って8強入りを決めていた。

 ジョコビッチは準決勝で、前年の準優勝者で第4シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦する。ティームは準々決勝で、第10シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-2 6-4 6-2で下しての勝ち上がり。

※写真は準々決勝で対戦したノバク・ジョコビッチ(セルビア/右)とアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/左)
PARIS, FRANCE - JUNE 06: Novak Djokovic of Serbia embraces Alexander Zverev of Germany following their mens singles quarter-final match during Day twelve of the 2019 French Open at Roland Garros on June 06, 2019 in Paris, France. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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