ジョコビッチがグランドスラム大会での連勝維持を目指す [フレンチ・オープン]

フランス・パリで開催されている「フレンチ・オープン」(5月26日~6月9日/クレーコート)の大会12日目、男女シングルス準々決勝。

木曜日に行われる試合

 水曜日に雨で全試合が流れたあと、残った4つの準々決勝が木曜日に組み直された。世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)はグランドスラム大会での25試合連続勝利の記録を手に、第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に対する試合に向かっていく。

 一方、2018年フレンチ・オープン準優勝者のドミニク・ティーム(オーストリア)は第10シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦する。

 もし今大会でジョコビッチがトロフィーを獲得したなら、彼はロッド・レーバー(オーストラリア)と並び、2度にわたって4つのグランドスラム大会を連続で獲った史上ふたり目の男となる。

 ジョコビッチは2015年から2016年にかけ、一度この偉業を成し遂げている。レーバーは変わらず年間グランドスラム(同一年に4大大会すべて優勝)を2度達成した唯一の選手であり続けており、彼は1962年と1969年にその偉業に成功している。

 女子の試合はよりオープンな様相を呈しており、前年度覇者のシモナ・ハレプ(ルーマニア)は17歳のアマンダ・アニシモワ(アメリカ)とフィリップ・シャトリエ・コートで対戦する。この勝者は、スザンヌ・ランラン・コートで行われる第8シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)と第14シードのマディソン・キーズ(アメリカ)の準々決勝の勝者と対戦する。

木曜日の天気予報

曇り時々晴れ、最高気温20度の予想

水曜日の天気

雨、最高気温19度だった。

水曜日のスタッツ

2度ーー2000年以降のフレンチ・オープンで雨が丸一日の全試合を流した回数。この水曜日以前にそれが起きたのは2016年だった。

水曜日のコメント

「プレーヤーたちには素敵なラウンジが用意されている。温かい食べ物もあるよ。仮眠をとれる場所もある。彼らは自分のスタッフや友達、家族といっしょにいる。マッサージを受けることだってできる……彼らのことを心配してはいないよ」(大会ディレクターのギー・フォルジェ)

 選手たちが雨による延期にどう対処しているかを尋ねられて、フォルジェはファンや観客たちのことをより心配していると話していた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はフレンチ・オープン イメージ(撮影◎毛受亮介)

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