雨のためすべての試合が木曜日に延期 [フレンチ・オープン]

フランス・パリで開催されている「フレンチ・オープン」(5月26日~6月9日/クレーコート)の大会11日目。水曜日に予定されていたすべての試合は、雨のため翌日に順延となった。丸1日のすべての試合が雨のために延期されたのは、2016年以来となる。

 この日、天気予報で雨が止む見込みがなかったこともあり、男子準々決勝2試合と女子準々決勝2試合が木曜日に延期された。気象庁は、木曜日は曇りだが雨ではないと予報している。

 フレンチ・オープンは屋根付きのセンターコートがない唯一のグランドスラム大会だ。来年の大会までには、センターコートに開閉式の屋根が設置される予定となっている。

 水曜日は、前年度覇者のシモナ・ハレプ(ルーマニア)が17歳のアマンダ・アニシモワ(アメリカ)とフィリップ・シャトリエ・コートで対戦し、第8シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)と第14シードのマディソン・キーズ(アメリカ)はスザンヌ・ランラン・コートで女子シングルス準々決勝をプレーする予定になっていた。

 この2試合には、ふたつの男子準々決勝が続くはずだった。4大会連続のグランドスラム制覇を目指すノバク・ジョコビッチ(セルビア)対アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、ドミニク・ティーム(オーストリア)対カレン・ハチャノフ(ロシア)の2試合だ。

 火曜日には、シングルス準決勝のうちのひとつの顔合わせは、すでに決まっていた。

 男子では、ラファエル・ナダル(スペイン)がロジャー・フェデラー(スイス)とロラン・ギャロスで6度目、総じて39度目の対決をすることになる。女子では、第26シードのジョハンナ・コンタ(イギリス)がノーシードから勝ち上がった19歳のマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)と対戦することが決まっていた。

 フレンチ・オープンでは2016年に雨によって丸1日のすべての試合が延期されたことがある。それ以前には、1試合もできないということは2000年以来、起きていなかった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は雨のフレンチ・オープン会場(撮影◎毛受亮介)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles