イギリスのコンタが圧倒的な強さでスティーブンスを一蹴、準決勝進出 [フレンチ・オープン]

フランス・パリで開催されている「フレンチ・オープン」(5月26日~6月9日/クレーコート)の女子シングルス4回戦で、ジョハナ・コンタ(イギリス)が昨年の準優勝者スローン・スティーブンス(アメリカ)を6-1 6-4で下し、目覚ましくも圧倒的なパフォーマンスをやってのけた。

 彼女はフレンチ・オープンで準決勝に進出した1983年のジョー・デュリー以来のイギリス人女性となった。

 試合はあまりに一方的で、第26シードのコンタは第2セットで自分のサービスからのポイントを1点を例外にすべて取ったほどだったのだが、その1ポイントさえが自らのダブルフォールトによるものだった。

 コンタは6本のサービスエースを決め、コート内に踏み込んで相手のセカンドサービスを叩き、第7シードのスティーブンスに一度も自分のリズムを見つけるための時間を与えなかった。

「世界最高峰のプレーヤーに対し、私が今日やったような形でプレーできたことを本当に誇りに思うわ」とコンタは観客たちに向かって語った。

 コンタの快進撃は、これ以前の4度のロラン・ギャロスでの様子と非常に対照的だった。これまで彼女は出場するたびに1回戦負けを喫していたのだ。

「このサーフェスでの自分の能力を疑ったことは一度もなかった」とコンタはコメントした。

 試合はわずか71分のうちに終わり、少し遅く出向いてきたパリの観客たちが席に着き始めたとき、もう試合は終わりかかっていた。

「相手がこんなふうにプレーしているときには、できることはあまりないわ」とスティーブンスは脱帽した。

「試合の中に入っていくチャンスを手にすることができなかった。彼女はよいゲームプランを実行に移した。そのひと言につきる」

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles