“ベテランたちの日”----カルロビッチ、ブライアン兄弟が年齢に勝つために

 先月41歳になったボブとマイクのブライアン兄弟(アメリカ)は、同じく火曜日にパブロ カレーニョ・ブスタ/ジェラール・グラノイェルス(ともにスペイン)に、20度目のパリで20度目の1回戦突破を果たした。

 かつてはトッププレーヤーが20代後半から30代前半に引退していたが、今はスポーツ科学がキャリアを長くすることを可能にしている。

「びっくりしているよ。 誰もが今は練習の1時間前にジムに着いている」とボブ・ブライアンは語った。彼は昨年8月に人工股関節を埋める手術を行い、今年ツアーに復帰した。

「チューブやフォームローラー(ストレッチボール)を使い、ウエイトトレーニングは軽いもので行われている。それは僕らがツアーに参戦した頃から、すべてが変わったんだ」とボブは付け加えた。

「練習後も同じで、みんながジムに行く。テニスに多くの者がかけるようにようになり、賞金は驚くほど高額となった。多くの人がテニスをプレーするようになって競争が激しくなり、もう試合後にビールを飲みに行く人はいないよ。みんな本当のプロなんだ」

 ツアーを戦うプレーヤーたちの高齢化はまた、より多くの子供たちもツアーについてくることを意味している。すべてのグランドスラム大会に、プレーヤーの子供たちのための保育所があるのだ。

「僕らの話題はいつも、睡眠時間を確保する方法とどんなベビーカーを持っているかについてだ。この大会の保育所はどう? と。僕らの会話の話題もまた変わったんだ」と3人の子供を持つボブは言った。

「全部が赤ちゃんの話題だよ」

 95位までランキングを落としても、カルロビッチはまだフレンチ・オープンの本戦への出場権を持っている。しかし、モンテカルロ、マドリッド、ローマのフレンチ・オープン前哨戦に出場するには、予選を戦わなければならなかった。そこで彼はマイアミの家にとどまる決心した。妻と3歳の娘、そして1歳の息子とともに。

「僕は毎日子供たちといっしょにいたよ」と彼は明かした。

「それは本当に、本当によかったよ。僕が今後キャリアを終えたあとは、それが毎日できることをうれしく思っている」

 だが、家族との時間はテニスに集中することを難しくしている。

 カルロビッチは毎日、保育園に娘を連れて行ってから練習し、それから息子と遊んで、娘が家に帰ってくるまで休憩。そして娘を迎えに行き、今度は彼女をほかの習い事に連れて行くことになる。それらを終えて彼らがベッドに入ったあとの午後11時、彼はジムに逃げることができるのだ。

「夜に開いているジムがあるから助かるよ」とカルロビッチは言う。

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