プリスコバがアザレンカに逆転勝利で準決勝進出 [BNLイタリア国際]

WTAツアー公式戦の「BNLイタリア国際」(WTAプレミア5/イタリア・ローマ/5月13~19日/賞金総額345万2538ドル/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、第4シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した元世界ランク1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に対して第1セットを落としながら巻き返し、6-7(5) 6-2 6-2で破ってベスト4に進出した。

 プリスコバは準決勝で、マリア・サカーリ(ギリシャ)と対戦する。サカーリは予選から勝ち上がった者同士の対戦で、クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)を5-7 6-3 6-0で退けた。

 先週のマドリッドで優勝した第6シードのキキ・バーテンズ(オランダ)は第1シードの大坂なおみ(日清食品)が右手の故障で棄権したため、この日は不戦勝で勝ち上がりを決めた。

 世界1位の大坂は、「今朝起きたとき、親指を動かすことができなかった」と病状を説明した。

「練習をしようとしてラケットをしっかりつかもうとしたけれど、それができなかった。違った方向に腕を動かそうとしてやってみたときには、痛みを感じ続けた」

 大坂はこの故障がどれほど深刻なものなのか、9日後に始まるフレンチ・オープン出場とそこでのプレーが危険にさらされる可能性があるのか、すぐにはっきり返答することができなかった。

 彼女はこれから医師の診察を受けるところだったが、記者会見でレポーターたちに見えるよう手を挙げて見せ、その手は目に見えて腫れていた。

 木曜日に2試合に勝って準々決勝進出を決めた大坂は、世界1位としてロラン・ギャロスに臨めることを確かなものとしていた。

「昨日の試合では何も感じていなかった。だからこそ今、やや混乱している。というのも、文字通り朝目覚めたら親指が動かせない状態になっていたのだから」と大坂は心境を語った。

 バーテンズは準決勝で、ジョハナ・コンタ(イギリス)と対戦する。コンタは準々決勝で、マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)を6-3 3-6 6-1で下した。

 19歳のボンドルソバは、2回戦で世界2位で第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)を倒してここまで勝ち上がっていた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はカロリーナ・プリスコバ(チェコ)
ROME, ITALY - MAY 17: Karolina Pliskova of Czech Republic celebrates against Victoria Azarenka of Belarus in their Women's singles quarter final match during Day six of the International BNL d'Italia at Foro Italico on May 17, 2019 in Rome, Italy. (Photo by Paolo Bruno/Getty Images)

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