チチパスがクレーコートでのスランプが続くナダルから初勝利で決勝進出 [ムトゥア・マドリッド・オープン]

ATPツアー公式戦の「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000/スペイン・マドリッド/5月5~12日/賞金総額727万9270ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第8シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)に4-6 6-2 3-6で敗れた。

 世界ランク2位のナダルはお気に入りのサーフェスにおいて、3大会連続で決勝行きを逃したことになる。2015年以降で最悪となるクレーコートシーズンを過ごしているナダルのスランプは、この連続3大会目の準決勝負けを加えて続くことになった。

 勝ち上がった世界9位のチチパスは第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)に対する決勝で、今年3つ目のタイトルを目指すことになる。

 世界1位のジョコビッチはこの日の準決勝で、第5シードのドミニク・ティーム(オーストリア)を7-6(2) 7-6(4)で退けた。彼が決勝で勝てば、ナダルが持つATPマスターズ1000のタイトル「33」の最多記録に並ぶことになる。

「僕にとって最良の夜ではなかった」とナダルは試合後にコメントした。

「何をしなければいけないかはわかっていた。でも、僕にはそれをやってのけることができなかったんだ。やりたかったことを行うための、いいフィーリングを覚えることができなかった。それだけだ。これ以上そのことについて説明する必要はない」(C)AP(テニスマガジン)

※写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)
MADRID, SPAIN - MAY 11: Stefanos Tsitsipas of Greece celebrates defeating Rafael Nadal of Spain in the semi finals during day eight of the Mutua Madrid Open at La Caja Magica on May 11, 2019 in Madrid, Spain. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles