セレナ・ウイリアムズがローマで故障からの復帰を予定 [BNLイタリア国際]

セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は来たる「BNLイタリア国際」(WTAプレミア5/イタリア・ローマ/5月13~19日/賞金総額345万2538ドル/クレーコート)で、故障からの復帰を果たすことを予定している。

 大会ディレクターのセルジオ・パルミエリ氏は金曜日、AP通信にセレナのマネージャーと話したこと、セレナがすでにローマでの宿泊施設を予約し、今大会に出場するために開幕数日前に現地入りする予定であることを明かした。

 以前には明かされていなかった左膝の故障で3月のマイアミ・オープン3回戦を棄権したセレナは、それ以降のどの大会にも出場していなかった。彼女は2016年の決勝でマディソン・キーズ(アメリカ)を倒し、このクレーコート大会で4度目のタイトルを獲得して以来、ローマでプレーしていない。

 一方、ロジャー・フェデラー(スイス)の立ち位置は、まだ疑問符付きだった。

 公表されているフェデラーのスケジュールは、来週のマドリッド・オープンでプレーするというものだ。今のところそれが、5月26日にスタートするフレンチ・オープンのための彼の唯一のウォームアップ大会となっている。37歳のフェデラーは過去2年、クレーコートシーズンを丸まるスキップしていた。

「フェデラーは、一応エントリーしています。かなり前もって欠場を表明していた過去2年とは、そこが大きく違っているところです」とパルミエリ氏は語った。

「彼がエントリーしたという事実は、彼がプレーする可能性はあるということです。しかし、彼を知っているから言いますが、予測するのは不可能ですね。もし調子がよかったら来る、というのがよりあり得そうなことでしょう」

 彼はローマで4度準優勝したことがあるが、一度も優勝したことはない。イタリア国際の優勝杯は、彼がまだ獲得していない数少ないトロフィーのひとつとなっている。

「彼の年齢で、3大会連続クレーコートでプレーするというのは、難しいでしょう。しかしそれはまた、彼のマドリッドでの成績次第であるとも思いますよ」とイタリア・テニス連盟のアンジェロ・ビナギ会長はコメントした。

 ローマ欠場をすでに表明している男子のトッププレーヤーは、世界ランク6位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)と同16位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)だ。ふたりはともに、現在故障を抱えている。

 ここまでのところ欠場を決めている女子のトップ選手は、右肩の故障からの回復期にあるマリア・シャラポワ(ロシア)だけだ。シャラポワは、ローマで3度優勝した経験を持っている。

 イタリア・テニス連盟は、1999年優勝者のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)と元世界1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が元トップ20の選手に適用されるWTAのルールによってワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取ったと発表した。もうひとつのワイルドカードは、地元のベテラン選手であるサラ・エラーニ(イタリア)に与えられる。

 男子のワイルドカードは、先週のハンガリアン・オープンで優勝したマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)、アンドレアス・セッピ(イタリア)、ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)ら、地元イタリアの選手たちが受け取ることになる。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はマイアミ・オープンのテープカット・セレモニーに参加したセレナ・ウイリアムズ(アメリカ/左)とロジャー・フェデラー(スイス/右)
MIAMI GARDENS, FLORIDA - MARCH 20: (from left) Serena Williams of the United States and Roger Federer of Switzerland cut the ribbon during the Ribbon Cutting ceremony on Day 3 of the Miami Open Presented by Itau on March 20, 2019 in Miami Gardens, Florida. (Photo by Michael Reaves/Getty Images)

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