ティームがメドベデフを下して今季2つ目の優勝、自信を高める [バルセロナ・オープン・バンコサバデル]

ATPツアー公式戦の「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/スペイン・バルセロナ/4月22~28日/賞金総額274万6455ユーロ/クレーコート)のシングルス決勝で、第3シードのドミニク・ティーム(オーストリア)が第7シードのダニール・メドベデフ(ロシア)を6-4 6-0で下し、今季2つ目のタイトルを獲得した。

 第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)を下した翌日にバルセロナ・オープンで優勝することで、ティームは印象的な1週間の仕上げをした。彼は準決勝でナダルに勝る力強いプレーを見せ、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と並んでクレーコートでナダルを4度倒した男となった。

 バルセロナでの1週間を通して一度もセットを落としていなかったティームは、先月のインディアンウェルズ決勝でロジャー・フェデラー(スイス)を倒して優勝していた。

 ティームはバルセロナで1995年と96年に優勝したトーマス・ムスター以来のオーストリア人チャンピオンとなった。

「この大会に優勝するというのは、僕にとって大きな意味を持つ。バルセロナはとても伝統的で、特別な大会だから」とティームは試合後に語った。

「偉大なプレーヤーだけが、この大会で優勝している。ラファ(ナダル)はここで11度優勝したし、ムスターが2度優勝しているということも大きな意味を持つ。これは僕にとって重要な瞬間だ」

 2年前のバルセロナ決勝で、ティームはナダルに敗れた。彼にとってこれは、やはりナダルに敗れたフレンチ・オープン決勝以来のクレーコートでの決勝だった。

 一方、モンテカルロでも準決勝に至っていた世界ランク14位のメドベデフはこの日、クレーコートでは初となる決勝をプレーした。彼は今季プレーした9大会のうち5大会で少なくとも準決勝に至っており、2019年のツアー最高であるマッチ25勝を記録していた。

 23歳のメドベデフは第1セットで早めのブレークを果たして3-0とリードし、いいスタートを切った。しかし、結局1時間あまりしかかからなかったこの試合のコントロールをティームが握ったあとには、決してふたたび互角に張り合うことはできなかった。

 ティームは第2セットでわずか5ポイントしか落とさず、ある時点では14ポイントを連取した。彼は最後の13ゲームのうち12ゲームを取ったのである。

「僕はベストを尽くしたけれど、今日のドミニクは強すぎた」とメドベデフは振り返った。

「ある時点では、彼から1ポイントを取ることさえが偉業だった」

 25歳のティームにとって、これはキャリア13勝目となるタイトルであり、クレーでは9度目の優勝だった。彼は次に、マドリッドでのプレーを予定している。マドリッドでの彼は、ここ2シーズン準優勝している。

「このようなタイトルは、常に自信を与えてくれるものだ。だからマドリッドに、いいムードで向かっていける」とティームはコメントした。

「でも、テニスについての特別なことは、僕はマドリッドで“ゼロ”からスタートするということだ。あそこに出場するすべての選手たちが本当に強い。だから最初の1ポイントから、準備ができているようでなければならない」(C)AP(テニスマガジン)

※写真はドミニク・ティーム(オーストリア)
BARCELONA, SPAIN - APRIL 28: Dominic Thiem of Austria lifts the trophy after defeating Daniil Medvedev of Russia during the final match during day seven of the Barcelona Open Banc Sabadell at Real Club De Tenis Barcelona on April 28, 2019 in Barcelona, Spain. (Photo by Alex Caparros/Getty Images)

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