16歳の川口夏実がシード連破の快進撃で単複2冠 [W15カンクン]

ITF(国際テニス連盟)の女子ツアー下部大会「カンクン・テニス・カップ」(ITFワールドテニスツアーW15/メキシコ・カンクン/4月8~14日/賞金総額1.5万ドル/ハードコート)のシングルス決勝で、16歳の川口夏実(日本)が第2シードのエミリー・アップルトン(イギリス)との接戦を7-6(2) 6-7(2) 6-3で制し、ITFプロ大会での初優勝を果たした。試合時間は3時間1分。

 今年1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)でアドリエン・ナギー(ハンガリー)と組んでジュニアの部のダブルスを制した川口だが、ITFのプロ大会に出場したのは今回が2度目だった。

 今大会に日本勢で唯一出場した川口は、1回戦でマディソン・ウェストビー(アメリカ)を6-4 6-1で、2回戦で第8シードのアナスタシア・シャウルスカヤ(ロシア)を6-3 6-0で、準々決勝で第3シードのシャネル・バン グエン(アメリカ)を7-5 6-1で、準決勝では第1シードのマリア ホセ・ポルティージョ ラミレス(メキシコ)を4-6 6-3 7-6(4)で破って決勝進出を決めていた。

 マヤ・タハン(イスラエル)とのペアでダブルスにも出場した川口はノーシードから勝ち上がり、決勝で第1シードのアップルトン/ポルティージョ ラミレスを6-1 6-2で下して単複2冠を達成した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、JRはITFジュニア枠

日本人選手の結果

シングルス決勝

○14川口夏実(日本)[JR] 7-6(2) 6-7(2) 6-3 ●32エミリー・アップルトン(イギリス)[2]

シングルス準決勝

○14川口夏実(日本)[JR] 4-6 6-3 7-6(4) ●1マリア ホセ・ポルティージョ ラミレス(メキシコ)[1]

シングルス準々決勝

○14川口夏実(日本)[JR] 7-5 6-1 ●9シャネル・バン グエン(アメリカ)[3]

シングルス2回戦

○14川口夏実(日本)[JR] 6-3 6-0 ●16アナスタシア・シャウルスカヤ(ロシア)[8]

シングルス1回戦

○14川口夏実(日本)[JR] 6-4 6-1 ●13マディソン・ウェストビー(アメリカ)

ダブルス決勝

○14川口夏実/マヤ・タハン(日本/イスラエル)6-1 6-2 ●1エミリー・アップルトン/マリア ホセ・ポルティージョ ラミレス(イギリス/メキシコ)[1]

ダブルス準決勝

○14川口夏実/マヤ・タハン(日本/イスラエル)6-1 6-2 ●11ノエリア・ブーゾ ザノッティ/アンヘレス・モレノ バランケロ(スペイン)

ダブルス準々決勝

○14川口夏実/マヤ・タハン(日本/イスラエル)3-6 6-1 [10-5] ●16シャネル・バン グエン/マディソン・ウェストビー(アメリカ)[2]

ダブルス1回戦

○14川口夏実/マヤ・タハン(日本/イスラエル)6-3 7-5 ●13レティシア・プルチャルトバ/エイミー・ズー(チェコ/アメリカ)

※写真はオーストラリアン・オープンでの川口夏実(日本)
撮影◎小山真司 / SHINJI OYAMA

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