ともに父の指導を受けるケニンとチチパスがコーチングで罰金 [フレンチ・オープン]

今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)で準決勝進出を決めているソフィア・ケニン(アメリカ)とステファノス・チチパス(ギリシャ)は、コーチングを受けたことを含むいくつかの違反行使でここまでのところそれぞれ8500ドルの罰金を科されている。

 彼らは偶然にも、双方が同じ違反行使で同じ額の罰金を科された。1回戦でのコーチングで3000ドル、4回戦でもコーチングでさらに4000ドル、そしてスポーツマンらしからぬ行為で1500ドルが追加された。

フレンチ・オープン2020|トーナメント表

 ふたりはともに、父親をコーチとしている。グランドスラム大会では、試合中のコーチングは許されていない。

 今年のオーストラリアン・オープンで優勝して今大会に第4シードで出場しているケニンは、木曜日の準決勝で第7シードのペトラ・クビトバ(チェコ)と対戦する。男子の第5シードで22歳のチチパスは、金曜日に予定されている準決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)に挑む。

 ケニンとチチパスにとっての吉報は、罰金は賞金から差し引かれるということだ。今年のロラン・ギャロスのシングルスでベスト4に進出した選手は、それぞれ50万ドル相当を稼ぐことになる。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は男子シングルス3回戦の試合をスタンドから見守るステファノス・チチパス(ギリシャ)の父アポストロス氏(Getty Images)

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