世界1位の座を目指すハレプ、クビトバらが準々決勝進出 [マイアミ・オープン]
アメリカ・フロリダ州マイアミで開催されている「マイアミ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/3月19~30日/賞金総額903万5428ドル/ハードコート)の女子シングルス4回戦で、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)とビアンカ・アンドレスク(カナダ)が敗れた。
ビーナスが第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)に3-6 3-6で敗れ、アンドレスクは第21シードのアネット・コンタベイト(エストニア)に対して1-6 0-2の劣勢に立たされていたときに右肩の故障のため棄権した。
今年マッチ20勝を挙げ、WTAの勝利数で最多トップとタイのアンドレスクは、肩に痛みと硬さを感じたのだと説明した。
「本当に多くの試合をプレーしてきたから」と18歳のアンドレスクは試合後に語った。
「これは私の身体が、もういっぱいいっぱいだと私に告げるための方法なのだと思う。医師は、深刻な問題は何もないと言ったけれど、痛みがあった」
彼女は、来週の南カリフォルニア・チャールストンの大会はスキップするが、4月20日と21日のフェドカップはプレーする予定だと言った。
第1セットのあとに治療を受けるためメディカル・タイムアウトをとったアンドレスクは、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)に対する3回戦の間に受けたものと類似した治療を受けた。ケルバーは試合後、アンドレスクを「ドラマクイーン(芝居がかった大げさな振る舞いをする人を指す言葉)」と呼んだ。
アンドレスクは3月17日のインディアンウェルズ決勝でケルバーを破り、キャリア初タイトルを獲得していたが、インディアンウェルズとマイアミに連続で優勝した史上4人目の女子プレーヤーとなる夢は、故障のために潰えてしまった。
「(故障で敗退し)かなり心を乱されているけど、ここまでやってのけたことを思えば、文句を言うことはできないわ」とアンドレスクはコメントした。
ハレプとコンタベイトは、第3シードのペトラ・クビトバ(チェコ)とともに準々決勝に駒を進めた。
一度しかブレークポイントに直面しなかったクビトバは、第19シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)を 6-3 6-3で下した。ウインブルドンで2度優勝した経験を持つクビトバは、現在キャリア最高の世界ランク2位につけており、この大会で優勝すれば世界1位に浮上する。現世界1位の大坂なおみ(日清食品)は、3回戦で第27シードのシェイ・スーウェイ(台湾)に敗れた。
クビトバの試合は雨により90分以上中断され、彼女はその休止をうまく利用した。
「短いお昼寝をしたの。それが本当に助けになったわ」と彼女は明かした。
シェイの勢いが止まらない。彼女は4回戦で第13シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を6-3 6-7(0) 6-2で下し、コンタベイトとの準々決勝に勝ち進んだ。
そのほかの試合では、第5シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)、第12シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)、第18シードのワン・チャン(中国)、マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はペトラ・クビトバ(チェコ)
MIAMI GARDENS, FLORIDA - MARCH 25: Petra Kvitova of the Czech Republic in action against Caroline Garcia of France during day 8 of the Miami Open presented by Itau at Hard Rock Stadium on March 25, 2019 in Miami Gardens, Florida. (Photo by Al Bello/Getty Images)
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