セレナが膝の故障のためワン・チャンとの3回戦を棄権 [マイアミ・オープン]

WTAツアー公式戦の「マイアミ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月19~30日/賞金総額903万5428ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦に進出していたセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が、またも唐突に大会から去ることになった。今回は、事前には明かされていなかった左膝の故障が理由だという。

 土曜日にセレナは、マイアミ・オープンからの棄権を決めた。彼女が前日、レベッカ・ピーターソン(スウェーデン)に6-3 1-6 6-1で勝った初戦の間に故障の兆しを見せていなかったために、これは予想されていなかったことだった。

 試合後の記者会見の間、セレナは膝の問題について何も言及しておらず、WTAはいつ彼女が膝を痛めたのかについて何も情報を持っていなかった。発表のあった土曜日に、彼女の試合は組まれていなかった。

 昨年も、セレナのこの大会での滞在は短かった。昨年の彼女は、1回戦で大坂なおみ(日清食品)に敗れていたのだ。金曜日の試合はセレナにとって、2週間前にウイルス性疾患のためインディアンウェルズで棄権して以来の公式戦だった。

 37歳のセレナは、今年ここまでに8試合をプレーしたに過ぎない。彼女は、母になるために1年余りの休みを取る前の2017年オーストラリアン・オープン以来、どの大会でも優勝していない。

 また金曜日の勝利は彼女にとって、マイアミ・ドルフィンズのホームであり、大会の新しいセンターコートであるハード・ロック・スタジアムでの初試合でもあった。マイアミ・オープンは今年から、セレナが8つのタイトルを勝ち獲った場所であるキービスケーンから、この新施設に開催場所を移していた。

 セレナは次に第18シードのワン・チャン(中国)と対戦することになっていたが、彼女の棄権でワンは不戦勝で4回戦に進出することになった。

「棄権しなければならず、がっかりしている」とセレナは声明文の中でコメントした。

「素晴らしい大会での素晴らしい経験だった。来年戻ってきて、マイアミの素晴らしいファンたちの前で、この特別な大会でプレーできるよう願っている」

 セレナは偶然にも、割合は小さいがドルフィンズの株を所有しており、会場のこけら落としのセレモニーに出席していた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)
MIAMI GARDENS, FLORIDA - MARCH 22: Serena Williams of the United States waves to the crowd after defeating Rebecca Peterson of Sweden on Day 5 of the Miami Open Presented by Itau at Hard Rock Stadium on March 22, 2019 in Miami Gardens, Florida. (Photo by Michael Reaves/Getty Images)

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