大坂がコリンズにストレート勝利で4回戦へ [BNPパリバ・オープン]
アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズで開催されている「BNPパリバ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/3月6~17日/賞金総額903万5428ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、第1シードの大坂なおみ(日清食品)がダニエル・コリンズ(アメリカ)を6-4 6-2で下し、タイトル防衛に向けてまた一歩進んだ。
試合を通して自らのサービスの調子に苦しんだコリンズは7本のダブルフォールトをおかし、わずか47%しかファーストサービスを入れることができなかった。
一方、大坂のファーストサービスの確率は66%で、彼女はファーストサービスからのポイントの70%を獲得した。
「第1セットの私は本当に無様だった。まったくいい動きができていると感じられなかった」と言ったのは大坂だ。
「それから、もっと自分を駆り立てようと努めたの。考えていたのは、ただ足を動かし続け、気持ちを高揚させ、ポジティブな姿勢で戦い続けるよう努めるということだった」
大坂は1年前のインディアンウェルズで、キャリア初タイトルを獲得した。そしてUSオープンではセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を倒してグランドスラム初優勝を飾り、キャリア最高の年としたのだ。その快進撃をスタートさせたのが、ここインディアンウェルズだった。
彼女はさらに今年のオーストラリアン・オープンでも優勝して、世界ランク1位に浮上する形で新シーズンをスタートさせている。その快挙のあと、彼女はコーチのサーシャ・バインと別離してドバイでは1回戦負けを喫し、それから新コーチのジャーメイン・ジェンキンスを迎え入れた。
「昨年とは違うけれど、私もだんだん慣れてきたと思うわ」と大坂はコメントした。
「ここ数年ずっとコート3で練習してきたのだけれど、多くの人々が練習を見に来てくれていることに感謝している。求められたサインすべてに応じるよう努めているの」
大坂の4回戦の相手は、第23シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)に決まった。
ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)は予選勝者のクリスティーナ・マクヘイル(アメリカ)に6-2 7-5で勝って4回戦に進出し、まだ一度も優勝したことのないこのインディアンウェルズでWTAツアー50勝目となるタイトルを目指している。38歳の彼女は、ベテランならではの熟練した質の高いプレーを見せている。
「それほど頻繁に試合に出ていないから、出るときにはよいプレーをする必要があるわ」とビーナスは語った。
「少しでもよりよいプレーをするというのが、私にとってのモティベーションになっているの」
世界36位のビーナスは、最初の2試合を3セットの戦いの末に潜り抜けた。彼女は1回戦でアンドレア・ペトコビッチ(ドイツ)をフルセットで競り勝ち、それから第3シードのペトラ・クビトバ(チェコ)に第1セットを奪わてから挽回勝ちしていた。
クビトバは、今年の最初の3大会のうち2大会で決勝に進出していた。
昨年の大会で準決勝に進出しているビーナスはこの日、初めてマクヘイルと対戦した。
「以前に一度も彼女と対戦したことがなかったから、コート上で学びながら戦っていたの」とビーナスは振り返った。
インディアンウェルズで2度優勝しているセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は日曜日に、ウイルス性疾患のために第20シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)との試合を途中棄権した。
そのほかの試合では、第5シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が予選勝者のイザリン・ボナボントゥー(ベルギー)を6-3 6-2で下した。第8シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)は、やはり予選勝者のナタリア・ビクトリアンセワ(ロシア)を3-6 6-1 6-3で退け、第9シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)は第24シードのレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)を6-2 7-5で倒した。
この日は、第11シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)と第15シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)が敗れた。第21シードのアネット・コンタベイト(エストニア)と対戦したセバストワが第1セットで0-5とリードされているときに棄権し、ゲルゲスは同胞のモナ・バートル(ドイツ)に5-7 6-1 4-6で競り負けた。(C)AP(テニスマガジン)
※写真は大坂なおみ(日清食品)
INDIAN WELLS, CALIFORNIA - MARCH 09: Naomi Osaka of Japan plays a forehand against Kristina Mladenovic of France during their women's singles second round match on day six of the BNP Paribas Open at the Indian Wells Tennis Garden on March 09, 2019 in Indian Wells, California. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)
Pick up
-
2024-12-12
サービス第二弾!テニス丸ごと一冊サービス [技術の修正](堀内昌一 著)12月25日(水) 書籍&電子書籍同時発売
テニス丸ごと一冊サービス [技術の修正](堀内昌一 著)20
-
2024-12-12
テニスマガジン今後の予定(部活および新刊情報)
CHECK1テニスマガジンONLINEテニス界の最新情報を毎
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『
Pick up
-
2024-12-12
サービス第二弾!テニス丸ごと一冊サービス [技術の修正](堀内昌一 著)12月25日(水) 書籍&電子書籍同時発売
テニス丸ごと一冊サービス [技術の修正](堀内昌一 著)20
-
2024-12-12
テニスマガジン今後の予定(部活および新刊情報)
CHECK1テニスマガジンONLINEテニス界の最新情報を毎
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『