ケニンが4度目のフルセット勝利「3セットで勝つのが好きなの」 [フレンチ・オープン]

今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、第4シードのソフィア・ケニン(アメリカ)がノーシードから勝ち上がってきたダニエル・コリンズ(アメリカ)との同胞対決を6-4 4-6 6-0で制し、ベスト4に進出した。

 今年のオーストラリアン・オープンでグランドスラム初優勝を果たしたケニンは、ここまでのパリにおいて1試合を除くすべてでフルセットの戦いを強いられてきた。

「私は3セットで勝つのが好きなの」とケニンはジョークを言った。彼女にとってこれ以前にグランドスラム大会で準決勝に進出した唯一の機会は、タイトルを獲得したメルボルン・パークでの快進撃の際だった。「私は本当に、自分自身を誇りに思うわ」。

フレンチ・オープン2020|トーナメント表

 コリンズはケニンに対して0-40からダブルフォールトを犯して第1セット唯一のブレ―クを献上し、自分自身が自分の敵となってしまった。また第2セットで猛烈に反撃してセットオールとした直後の第3セットの出だしにも、ふたたび0-40からダブルフォールトを犯した。

 これ以前にパリで2回戦を超えたことがなかったコリンズは最終セットで0-4と劣勢に立たされているときに治療を受けており、動きが制限されているように見えていた。

「最後のほうでは、ただ奇跡を祈っている感じだったわ」と彼女は振り返った。「でも、自分にできることはすべてやったと言えると思う」。

 ケニンは準決勝で、ラウラ・シグムンド(ドイツ)を6-3 6-3で破って勝ち上がった第7シードのペトラ・クビトバ(チェコ)と対戦する。(APライター◎ジョン・レスター&アンドリュー・ダンプ/構成◎テニスマガジン)

※写真はソフィア・ケニン(アメリカ)
PARIS, FRANCE - OCTOBER 07: Sofia Kenin of The United States of America smiles as she walks off Court Philippe-Chatrier follwoing victory in her Women's Singles quarterfinals match against Danielle Collins of The United States of America on day eleven of the 2020 French Open at Roland Garros on October 07, 2020 in Paris, France. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

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