2009年USオープン覇者デル ポトロが右膝に3度目の手術、復帰がさらに遠のく

2009年USオープン覇者で元世界ランク3位のフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)が水曜日、2年前に負傷してから右膝に3度目の手術を受けた。

 彼のマネージメントチームがツイッターを通し、デル ポトロは「ここ数ヵ月の間」にアルゼンチンのテニスコートで膝の状態をテストしたが、依然として痛みがあったことを明かした。

 2018年10月に上海マスターズに出場したデル ポトロは、3回戦の試合中に右膝蓋骨を損傷した。彼は手術を経て復帰したあと2019年6月にクイーンズクラブのグラスコート大会での試合中に足を滑らせ、骨折した部分が見つかったためまたも手術が必要となった。

 20歳にしてフラッシングメドウの決勝でロジャー・フェデラー(スイス)を倒してグランドスラム初タイトルを獲得したとき、デル ポトロの将来は非常に有望視されていた。しかし彼のキャリアは、またしても度重なるケガによって妨げられることになった。

 その後のデル ポトロは右手首の故障に苦しみ最初の手術を受け、次に左手首にも3度の手術を余儀なくされた。それによって彼は2年半もの間、グランドスラム大会から遠ざかってしまった。

 それでも幾度となく復活したデル ポトロは2018年USオープンで決勝まで到達し、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れたものの準優勝に輝いた。その約1ヵ月後の10月、上海で右膝を負傷した。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は2018年上海マスターズの記者会見でのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)(Getty Images)

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