サングレンがノリーを下してATPツアー初優勝 [ASBクラシック]
「ASBクラシック」(ATP250/ニュージーランド・オークランド/1月7~12日/賞金総額58万9680ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、テニス・サングレン(アメリカ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したキャメロン・ノリー(イギリス)を6-4 6-2で下し、ATPツアー初優勝を遂げた。
世界ランキング63位で27歳のサングレンはこの日、昨年4月のUS男子クレーコート選手権決勝で同胞のスティーブ・ジョンソン(アメリカ)に敗れたあと、キャリア2度目となるツアー決勝をプレーしていた。
サングレンは、ノリーの最初のサービスをブレークし――ノリーがこの大会でブレークを許したのは、これが3度目に過ぎなかった――試合を通してわずかな優位性を保ちつつ、一度もセットを落とさずに大会を制した。
「実のところ今、言葉も出ない」とサングレンはコメントした。
「多くの努力、多くのトレーニング、多くの犠牲が、優勝はもちろん、ただ決勝に進出することにさえ注がれてきた。この感慨を言葉でどう表現したらいいのかわからない。僕はただ、コート上に出ていき、プレーし、戦えたことに感謝している。これまで何度か故障してきたが、ただ健康で、いいプレーができるというのはすごくいいことだった」
常にリードを奪ってはいたサングレンだったが、簡単に勝ったわけではなかった。ノリーは、シングルスでキャリア初のツアー決勝進出を実現した今週のほかの日ほどいいプレーはしていなかったが、それでも全力で戦い、強力なサービスリターンを活用していた。
第1セットの最初のゲームでブレークしたあと、サングレンは第4ゲームで自らのサービスゲームを落とし、それからすぐにふたたびブレークして3-2とリードした。
彼は第8ゲームでブレークポイントをセーブし、5本目のサービスエースでこのゲームを取ると、次の自分のゲームをきっちりキープして41分でセットをものにした。
サングレンは第2セットの第3ゲームで3つのブレ―クポイントをセーブしたノリーの抵抗を押し返し、最終的にブレークに成功。彼は、ときに苦労しながらも、自分のサービスゲームは残らずキープし、2度めのマッチポイントで勝利をその手につかんだ。
これに先立ちダブルス決勝も行われ、マクラクラン勉(日本)/ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)が第3シードのレイブン・クラーセン(南アフリカ)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)を6-3 6-4で下して大会を制した。(C)AP(テニスマガジン)
※トップ写真はテニス・サングレン(アメリカ)
AUCKLAND, NEW ZEALAND - JANUARY 12: Tennys Sandgren of the USA celebrates winning his Mens Singles Final against Cameron Norrie of Great Britain during the 2019 ASB Classic at the ASB Tennis Centre on January 12, 2019 in Auckland, New Zealand. (Photo by Phil Walter/Getty Images)
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