名古屋で錦織&大坂のドリームダブルスが実現! [日清食品ドリームテニスNAGOYA]
この時期、毎年恒例のテニスの「夢の祭典」が開催された。いつもと違うのは会場が有明コロシアムではなかったこと。テニスファン待望のエキシビションマッチ「日清食品ドリームテニスNAGOYA」は11月25日、今年は愛知県の日本ガイシホールで開催された。
豪華な面々が揃った。錦織圭(日清食品)、大坂なおみ(日清食品)、ダニエル太郎(エイブル)、奈良くるみ(安藤証券)、綿貫陽介(日清食品)、内田海智(富士薬品)、そして海外からはチョン・ヒョン(韓国)、ここに錦織のコーチでもあるマイケル・チャン(アメリカ)、松岡修造さんも参戦した。
全5試合中、最初の3試合が6ゲーム先取のシングルス(5-5でタイブレーク)。錦織とチョン、大坂と奈良、ダニエルと綿貫の順に行われ、トップ選手たちのスーパーショットや“お茶目な”プレーや振る舞いに、約7000人の観衆は大喜びだった。
残り2試合はダブルスの4ゲームマッチ(3-3でタイブレーク)で、まずは混合ダブルスで錦織が大坂と組み、奈良&チョンの日韓ペアと激突。最後は男子ダブルスでふたたび錦織がチャンと組み、松岡&内田ペアと対戦した。
注目の圭&なおみペアは1ゲームも取れずに、まさかの0-4でフィニッシュ。錦織は大の字になってコートに倒れ込んだが、主審の判断でおまけのタイブレークがスタート。これをポイント7-5で奪うと、錦織は「きょうの試合は完勝です!」と満面の笑み。会場は笑いに包まれた。
公式戦でもペア結成はあるかと聞かれた大坂は、しばし沈黙のあと、「…練習が必要」と苦笑い。それでも短い時間の中、錦織は「10年以上ぶり」の、大坂は「初めて」の名古屋で、2人のドリームダブルスを大いに楽しんだようだった。
ラストマッチは4人が音声マイクをつけてのプレー。テニスというより、内田の言葉を借りれば「お笑いですやん!」。松岡さんが24歳の内田をいじりまくれば、チャンもオーバーリアクションや奇声で対抗。錦織も笑いまくり、本日一番の大盛り上がりでイベントを締めくくった。
2011年からスタートした「ドリームテニス」も今年で8回目。収益の一部は東日本大震災への義援金として寄付される。
(写真◎井出秀人)
※トップ写真は、錦織(右)と大坂のミックスダブルス
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