トップシードのイズナー厳しいフルセットの初戦を切り抜け準々決勝へ [イントラム ストックホルム・オープン]

 スウェーデン・ストックホルムで開催されている「イントラム ストックホルム・オープン」(ATP250/10月15~21日/賞金総額68万6080ドル/室内ハードコート)のシングルス2回戦で、第1シードのジョン・イズナー(アメリカ)が同胞のブラッドリー・クラン(アメリカ)に最後の最後まで苦労させられた末に、7-6(2) 6-7(5) 7-6(5)で勝利をもぎ取った。

 トップシードのイズナーは1回戦をBYEで免除されていたため、この2回戦が初戦だった。彼はまだ、シーズン末のロンドンでのATPファイナルズ出場権を手に入れる可能性を手にしている。

 第3セットのタイブレークでイズナーは5-0、6-2とリードしていたが、世界102位のクランは6-5まで追い上げた。それからイズナーは、4度目のマッチポイントで強烈なファーストサーブを叩き込み、クランはリターンを返すことができなかった。

「もしかしたら、僕は勢いをつけるために、こんな試合が必要だったのかもしれないよ」とこの日31本のサービスエースを決めたイズナーはコメントした。

「僕は今夜、かなりラッキーだったと思う」

 これはイズナーにとって、9月初頭にUSオープン準々決勝でフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)に敗れて以来の公式戦だった。彼はUSオープン後、父親になった。

 第2シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)もこの日初戦を戦い、ルーカス・ラッコ(スロバキア)を6-4 6-4で倒した。フォニーニは準々決勝で、第6シードのチョン・ヒョン(韓国)と対戦する。チョンは前日に行われた2回戦で、デニス・クドラ(アメリカ)を6-3 6-3で退けていた。

 また、エルネスツ・グルビス(ラトビア)が第7シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を6-2 6-4で破り、第4シードのジャック・ソック(アメリカ)との準々決勝に勝ち進んだ。

 そのほかの試合では、フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)が第8シードのフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)に4-6 7-5 7-6(5)で競り勝ち、テニス・サングレン(アメリカ)は予選勝者のオスカー・オッテ(ドイツ)を7-6(4) 3-6 6-3で下して勝ち上がった。

 準々決勝では、コールシュライバーが第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と、サングレンはイズナーと対戦する。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はレーバー・カップでのジョン・イズナー(アメリカ)
CHICAGO, IL - SEPTEMBER 23: Team World John Isner of the United States returns a shot against Team Europe Roger Federer of Switzerland during their Men's Singles match on day three of the 2018 Laver Cup at the United Center on September 23, 2018 in Chicago, Illinois. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images for The Laver Cup)

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