ハレプとメルテンスがともにストレート勝利で決勝進出 [プラハ・オープン]

WTAツアー公式戦の「プラハ・オープン」(WTAインターナショナル/チェコ・プラハ/8月10~16日/賞金総額22万5500ドル/クレーコート)の女子シングルス準決勝が行われ、第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)と第3シードのエリース・メルテンス(ベルギー)がともにストレート勝利をおさめた。

 同胞対決となった準決勝で、世界ランク2位のハレプはイリナ カメリア・ベグ(ルーマニア)を7-6 (2) 6-3で下して今年2度目の決勝に進出した。

 この勝利でハレプはツアー通算21勝目、今年ふたつ目のタイトルまであと一歩と迫った。今シーズンのハレプは、新型コロナウイルス(COVID-19)に強いられた5ヵ月の休止に入る前に出場した最後の大会だった2月のドバイで今季初優勝を飾っていた。

WTAツアー2020(パレルモ、プラハ)|PHOTOアルバム

 ベグはこの日のより早い時間帯にサラ・ソリベス トルモ(スペイン)を6-2 4-6 6-2で倒し、4強入りを決めていた。この準々決勝は前日に始まったが、ベグから6-2 0-1となった時点で降雨により順延となっていた。

 世界23位のメルテンスは同69位のクリスティーナ・プリスコバ(チェコ)に7-5 7-6(4)で競り勝ち、今季初の決勝に進出した。メルテンスはタイブレークで0-3とリードされていたが、そこから巻き返して最初のマッチポイントをものにした。最後はプリスコバのリターンがネットにかかり、試合に終止符が打たれた。

 この結果でメルテンスは、プリスコバとの対戦成績を3勝0とした。

 プリスコバはすでに今季ここまで111本のサービスエースを記録していたが、この試合では2本しか決められなかった。一方のメルテンスは、この試合で7本のサービスエースを奪った。

 プラハ・オープンはパンデミックの中でWTAツアーが再開してからふたつ目のヨーロッパでの大会で、厳格な感染防止プロトコルが実施されている。

 男子テニスではプラハでのATPチャレンジャーの大会で、土曜日にひとりの選手が検査で陽性と診断された。ATPチャレンジャーツアーはツイッターを通し、陽性と診断された選手はATP(男子プロテニス協会)とチェコの衛生プロトコルに従い自宅で14日間の強制隔離に入ったと報告した。

 ATPはプレーヤーの名前は明かさなかったが、「彼は地元に拠点を置いている選手で、8月22日まで続く予定の大会の本戦や予選にダイレクトインする資格は擁していなかった」と説明した。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はエリース・メルテンス(ベルギー)
PRAGUE, CZECH REPUBLIC - AUGUST 15: Elise Mertens of Belgium competes in her Women's Singles Semi Final match against Kristýna Plíšková of Czech Republic during the WTA Prague Open tennis tournament at TK Sparta Praha on August 15, 2020 in Prague, Czech Republic. (Photo by Martin Sidorjak/Getty Images)

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