シュワルツマンが初のグランドスラム4強へ、ティームとの死闘制す [フレンチ・オープン]

今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第12シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)が第3シードのドミニク・ティーム(オーストリア)との死闘を7-6(1) 5-7 6-7(6) 7-6(5) 6-2で制し、グランドスラムで初のベスト4進出を果たした。試合時間は5時間8分。

 ロラン・ギャロスに7年連続出場となる28歳のシュワルツマンは、2018年のベスト8がこれまでの最高成績だった。昨年は2回戦で、レオナルド・メイヤー(アルゼンチン)に6-4 3-6 4-6 5-7で敗れていた。

フレンチ・オープン2020|トーナメント表

 27歳のティームは2016年から4年連続で準決勝以上に進出し、2018年と19年に準優勝。決勝の相手はいずれもラファエル・ナダル(スペイン)で、昨年は3-6 7-5 1-6 1-6で敗れていた。今シーズンのティームは2月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の決勝で敗れたが、9月にはUSオープンで悲願のグランドスラム初制覇を成し遂げていた。

 この結果でシュワルツマンは、ティームとの対戦成績を3勝6敗とした。今シーズンは1月にATPカップで対戦し、ティームが6-3 7-6(3)で勝っていた。ふたりがグランドスラムで対戦したのは今回が初めてで、クレーコートではティームの3勝2敗となった。

 今大会でのシュワルツマンは、1回戦でミオミル・キツマノビッチ(セルビア)を6-0 6-1 6-3で、2回戦で予選勝者のロレンツォ・ジュスティーノ(イタリア)を6-1 7-5 6-0で、3回戦でノルベルト・ゴンボス(スロバキア)を7-6(3) 6-3 6-3で、4回戦ではロレンツォ・ソネゴ(イタリア)を6-1 6-3 6-4で破って8強入りを決めていた。

 シュワルツマンは準決勝で、第2シードのナダルとノーシードから勝ち上がってきた19歳のヤニク・シンネル(イタリア)の勝者と対戦する。(テニスマガジン)

※写真はディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)
PARIS, FRANCE - OCTOBER 06: Diego Schwartzman of Argentina celebrates after winning match point during his Men's Singles quarterfinals match against Dominic Thiem of Austria on day ten of the 2020 French Open at Roland Garros on October 06, 2020 in Paris, France. (Photo by Shaun Botterill/Getty Images)

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