セレナ、マレー、ワウリンカがニューヨークに帰還、月曜日のUSオープン
月曜日にニューヨークで開幕する、今年最後のグランドスラム「USオープン」(8月27日〜9月9日/ハードコート)。
初日(DAY1)には、“帰還者”たちの名前が並んだ。セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)、アンディ・マレー(イギリス)、スタン・ワウリンカ(スイス)は、昨年の大会を欠場し、この月曜日に1回戦をプレーすることになる元チャンピオンたちだ。
加えて、前年度覇者のふたり、ラファエル・ナダル(スペイン)とスローン・スティーブンス(アメリカ)の試合も予定されている。
セレナは、アーサー・アッシュ・スタジアムでマグダ・リネッテ(ポーランド)に対してナイトセッションの口火を切り、2013年フレンチ・オープン決勝の再現となるカード、ナダル対ダビド・フェレール(スペイン)がそれに続く。
6月のフレンチ・オープンで初のグランドスラム・タイトルを獲得した世界1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)は、再建され、今や開閉式の屋根を持つルイス・アームストロング・スタジアムでの最初の試合でカイア・カネピ(エストニア)と対戦する。
2012年チャンピオンのマレーは、ジェームズ・ダックワース(オーストラリア)と1回戦を戦う。これはマレーにとって、昨年のウインブルドン以来のグランドスラム大会だ。彼は1月に、腰の手術を受けていた。
これに続くのは、スティーブンス対エフゲニヤ・ロディナ(ロシア)の試合だ。そしてそのあとには、アームストロング・スタジアムでの最初のナイトセッションで、2度オーストラリアン・オープンを制したビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)ーー彼女もまた、昨年のUSオープンを欠場していた選手のひとりだーー対ビクトリア・クズモバ(スロバキア)の試合が続く。
2009年USオープン優勝者、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、ドナルド・ヤング(アメリカ)と対戦する。2016年USオープンのタイトルを含め、3つのグランドスラム・タイトルを獲ったワウリンカは、第8シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と1回戦という、厳しいカードを引き当てた。しかしワウリンカは、ウインブルドン1回戦でディミトロフを倒してもいる。
これに、ふたりの元USオープン・チャンピオン、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)対スベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)の試合が続くことになる。
月曜日のニューヨークの天気予報は曇り、予想気温は33度だ。
2017年プレイバック
2017年USオープン決勝は、ナダルがケビン・アンダーソン(南アフリカ)を6-3 6-3 6-4で圧倒した。ナダルはこの年2つ目のグランドスラム・タイトルを獲得。グランドスラム大会の決勝に進出できずに過ごした2年半を経て、ナダルは昨シーズンを始めたのだった。
スティーブンスは8月初め、親しい友人であるマディソン・キーズ(アメリカ)を6-3 6-0で下すことで、世界ランキング957位から、グランドスラム・チャンピオンへ上り詰めた。これはふたりにとって、初のグランドスラム決勝だった。スティーブンスは、1968年に始まったプロ化(オープン化)以降で、USオープン優勝を遂げた史上2番目の女子のノーシード・プレーヤーとなった。
カギとなる統計
20対17:男子最多であるロジャー・フェデラー(スイス)のグランドスラム大会シングルス・タイトル数 vs 次席であるナダルのタイトル数
カギとなるコメント
「私は腹の中により多くの炎を持っている」(セレナ・ウイリアムズ)
賞金
総額5300万ドル、男女シングルス・チャンピオンの賞金は380万ドル(約4億2000万円)。
※写真はUSオープン会場で練習するロジャー・フェデラー(スイス/左)とスタン・ワウリンカ(スイス/右)、24日撮影
NEW YORK, NY - AUGUST 24: Roger Federer of Switzerland practices with Stan Wawrinka of Switzerland before the start of the US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Centre on August 24, 2018 in New York City, United States. (Photo by TPN/Getty Images)'n'n
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