「コネチカット・オープン」（WTAプレミア／アメリカ・コネチカット州ニューヘブン／8月19～25日／賞金総額79万9000ドル／ハードコート）のシングルス決勝で、20歳のアーニャ・サバレンカ（ベラルーシ）がカルラ・スアレス ナバロ（スペイン）を6-1 6-4で破り、ニューヘブンでブレークを果たした選手のリストに自分の名前を加えた。

　前週のシンシナティ（WTAプレミア5／ハードコート）でベスト4だったサバレンカは、今季3度目の決勝でWTAツアー初優勝を目指していた。

　彼女は、昨年ここで初めてツアー大会を制したダリア・ガブリロワ（オーストラリア）に続き、ニューヘブンでキャリア初のタイトルを獲った選手となった。現在世界1位のシモナ・ハレプ（ルーマニア）も2013年にここでブレークを果たし、カロライン・ウォズニアッキ（デンマーク）は2008年に、やはりこの大会で初の優勝杯を獲得していた。

「そのことについて考えていたわ。私もそこに自分の名を刻みたいと思っていた」とサバレンカはコメントした。

「すごく幸せよ。常に、勝者としての自分の名前を見るのは素敵なことだわ」

　この結果でサバレンカは、週明けに更新される世界ランクで25位から20位に浮上する見込みとなっている。

　試合の出だしに相手を圧倒したサバレンカは最初の5ゲームを連取して、わずか24分で第1セットを先取した。

　コーチと話したあと、スアレス ナバロは第2セットでよりよいプレーをし始めた。彼女は第7ゲームでブレークされたものの、第8ゲームですぐにブレークバックに成功した。しかしサバレンカは、第9ゲームで5度のデュースを強いる粘りを見せてそれに応じ返し、同ゲームの16ポイント目で、カギとなるブレークを果たした。

「第1セットで、私のサービスは機能していなかった」とスアレス ナバロは振り返った。

「彼女を走らせようとしたけど、難しかった。あなたが試合を見たのかどうか知らないけど、彼女はいいプレーをしていた。ときには自分が悪いプレーをしたから負ける、ということもあるけど、今日はそうではなかったと思う」

　ダブルス決勝も行われ、第1シードのアンドレア・セスティニ フラバチコバ／バーボラ・ストリコバ（ともにチェコ）がシェイ・スーウェイ（台湾）／ラウラ・シグムンド（ドイツ）を6-4 6-7(7) [10-4]で下して大会を制した。(C)AP（テニスマガジン）

※トップ写真はアーニャ・サバレンカ（ベラルーシ）
NEW HAVEN, CT - AUGUST 25: Aryna Sabalenka of Belarus reacts after defeating Carla suarez Navarro of Spain in the Singles Final during Day 6 of the Connecticut Open at Connecticut Tennis Center at Yale on August 25, 2018 in New Haven, Connecticut. (Photo by Maddie Meyer/Getty Images)