2005年フレンチ・オープン準優勝プエルタがドーピングについてCASに嘘をついていたことを認める
引退したテニス選手のマリアノ・プエルタ(アルゼンチン)が薬物テストで2度目に陽性と判定されたあと、活動停止期間を減少させるためスポーツ仲裁裁判所(CAS)に嘘をついたことを認めた。
2005年フレンチ・オープンで決勝に進出してキャリアの高みに登った4ヵ月後、アルゼンチンのプエルタは禁止薬物であるエチレフリン(興奮剤の一種)で陽性と判定された。彼はまた2003年にも、禁止されているアナボリックステロイド使用で処分を受けていた。
当初のプエルタは8年の出場停止処分を言い渡されていたが、彼が今回「嘘だった」と認めた弁護団の戦略によって処罰は2年に短縮されていた。
「でも僕は、スポーツ面でどのような優位性も得ていなかった。僕は詐欺師と見られたくはない」とプエルタは月曜日にアルゼンチンのラ・ナシオン紙が掲載したインタビューの中で語った。
プエルタの弁護団は、彼は当時の妻ソル・エステバネスがエチレフリンを含有するエホチール(月経痛の薬)を摂取するのに使ったコップから水を飲んだのだと主張した。
その嘘の弁明は、2014年に亡くなった弁護士のエドゥアルド モーリン・オコナー氏によって作成されたものだとプエルタは説明した。1998年から2006年までCASのメンバーだったオコナー氏はアルゼンチンの最高裁判所で勤めた経歴を持ち、テニス協会の幹部として働いていた。
彼の法務アドバイザーが、自分は薬物使用の前科があるため何を言っても信頼されないと忠告したのだとプエルタは明かした。その15年後に41歳になったプエルタは、薬物違反の原因はエステバネスが摂取した生理痛の薬ではなく、自分のフィットネスコーチの友人が彼のために調合したカフェインと朝鮮人参の錠剤だったのだと告白した。
「僕は一度もその錠剤を作った人に会ったことはなく、彼の名前も知らない。家族の誰も、そんなことは知りたがらなかった」とプエルタは話した。
彼の元フィットネスコーチのダリオ・レクマン氏はラ・ナシオン紙の問い合わせに対し、彼の言い分を否定した。
2005年に世界ランクでトップ10入りしたプエルタのキャリアは、その2度目の薬物事件のあとに急落した。彼はATPツアーで3つのタイトルを獲得したが、4セットでラファエル・ナダル(スペイン)に敗れた2005年フレンチ・オープン決勝が彼のピークだった。彼はその後、2度と決勝に進出しなかった。彼は2年間の出場停止処分のあと2007年にツアー復帰を果たしたが、その2年後に引退した。
「現在のテニス選手たちに、僕のような立場になるようなことは何ひとつやらないようにと言いたい。強い責任感を持ち、人任せにせず、誰も信用してはいけない。間違いを犯してしまった場合の代償は非常に大きい。まったく意味がない。僕は無責任だった」と彼は注意を促した。(C)AP(テニスマガジン)
※写真は2005年フレンチ・オープンの男子シングルス表彰式でのマリアノ・プエルタ(アルゼンチン/右)、左がラファエル・ナダル(スペイン)、中央はジネディーヌ・ジダン氏(Getty Images)
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