全米ワイルドカードをワウリンカ、アザレンカ、クズネツォワが取得、大会は8月27日〜
スタン・ワウリンカ(スイス)は、2016年USオープンのタイトルを決して防衛することはなかった。というのも彼をランキングの下のほうに押しやった膝の故障のため、昨年のUSオープンを欠場しなければならなかったからだ。
全米テニス協会(USTA)は、今年は彼が本戦でプレーできるように取り計らった。
ワウリンカと元女子世界1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)は、今年最後のグランドスラム大会出場のためのワイルドカード(主催者推薦枠)を取得した。元USオープン・チャンピオンで、故障のためランキングを落としていたスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)も同様だ。
左膝に2度手術を必要としたワウリンカは、そのせいで今季21試合しかプレーすることができず、ランキングは故障前の世界3位から、151位まで落としている。
グランドスラム大会を過去に3度制したワウリンカは、先週のロジャーズ・カップで3回戦に進出し、そこで世界1位のラファエル・ナダルに敗れた。ワウリンカはまた、現在進行中のシンシナティ1回戦で、第12シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を倒していた。
アザレンカは2度オーストラリアン・オープンで優勝した経験を持ち、USオープンでは2012年と2013年に準優勝している。彼女は、息子の父親と養育権の問題で争っていたため、昨年はニューヨーク・フラッシングメドウでプレーしなかった。アザレンカは現在87位で、クズネツォワの1段上にいる。2004年USオープン優勝者のクズネツォワは、ごく最近ワシントンDCでタイトルを獲得していた。
8月27日から始まるUSオープンのエントリー(出場者)を決めるため、大会は7月16日のランキングを使うことになる。
USTAはほかにも地元の10代のライジング・スター、アマンダ・アニシモワ(アメリカ)やクレア・リュー(アメリカ)などに、ワイルドカード(本戦出場権)を与える。16歳のアニシモワは、2017年USオープン・ジュニアの優勝者だ。また、18歳のリューは、2017年ウインブルドン・ジュニア・チャンピオンで、今年のウインブルドンでは本戦で2回戦まで進んでいた。
またUSTA18歳以下女子ナショナル・チャンピオンのホイットニー・オシグウェ(アメリカ)、USオープン・ワイルドカード・チャレンジの女子の勝者、エイジア・ムハメッド(アメリカ)と、アルモニー・タン(フランス)もワイルドカードを取得。さらなる一席は、オーストラリアの女子に与えられる予定だ。
男子では、ノア・ルビン(アメリカ)、ティム・スマイチェク(アメリカ)、マイケル・モー(アメリカ)ら、地元勢がワイルドカード(本戦出場権)を手に入れた。USTA18歳以下男子ナショナル・チャンピオンのジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)、USオープン・ワイルドカード・チャレンジの男子の勝者、ブラッドリー・クラン(アメリカ)、コレンティン・ムーテ(フランス)、ジェイソン・クブラー(オーストラリア)もワイルドカードを取得している。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はスタン・ワウリンカ(スイス)
WASHINGTON, DC - JULY 31: Stan Wawrinka of Switzerland returns a backhand shot to Donald Young of the U.S. during Day Four of the Citi Open at the Rock Creek Tennis Center on July 31, 2018 in Washington, DC. (Photo by Mitchell Layton/Getty Images)
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