前年準優勝のチリッチが2回戦で敗退「大きな失望」 [ウインブルドン]

 イギリス・ロンドンで開催されている「ウインブルドン」(7月2~15日/グラスコート)の男子シングルス2回戦。

 履歴や、過去のパフォーマンスはまったく関係ない。男女を問わず、それは当てはまる。今週のウインブルドンにおいては、特にそうかもしれない。

 例えばマリン・チリッチ(クロアチア)は、経験、2014年USオープン優勝や昨年のウインブルドン準優勝を含めた過去の戦績など、あらゆる面での優位性を手にこの2回戦の試合に臨んだ。

 そんな訳で、ウインブルドンでの戦績0勝2敗、すべてのグランドスラム大会でも6勝15敗の相手に対してチリッチが最初の2セットを取ったときには、彼はすっきりした勝利に向けて突き進み、前年度覇者ロジャー・フェデラー(スイス)に対する準決勝での雪辱戦の可能性に、また一歩近づいたかに見えていたのだ。

 しかし、そう考えるには早すぎた。そのような事態になる可能性は消え、チリッチは大きな優位性を浪費して、世界ランク82位のギド・ペラ(アルゼンチン)に6-3 6-1 4-6 6-7(3) 5-7で大逆転負けを喫すると、大会から去ることになった。この試合は、水曜日の夕方に雨のため第3セットの途中で中断され、木曜日に完了した。

「大きな驚きだ」とペラは言った。一方のチリッチは、これを「大きな失望」と呼んだ。

「ただただ、あまりいい感じを覚えられなかった。僕(のショット)は、昨日ほど正確じゃなかった」とチリッチは振り返った。

「僕はミスをおかし、彼にプレーを続けるチャンスを与えてしまっていた」

 彼の敗退で、9度目のウインブルドン優勝を目指す第1シードのフェデラーが、決勝前に当たる可能性がある選手たちの中でシードがもっとも高いのは、第8シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)か第9シードのジョン・イズナー(アメリカ)となった。彼らは揃って、ツアー最高峰のビッグサーバーであり、ふたりともが水曜日から翌日にまで持ち込まれた試合で、勝利を収めていた。

 イズナーは64本のサービスエースを刻み、ふたつのマッチポイントを凌いだ末に勝利を収めた。前日から持ち越されたもうひとつの試合では、グランドスラム大会で3度優勝した経験を持つスタン・ワウリンカ(スイス)が予選勝者のトーマス・ファビアーノ(イタリア)に敗れた。

 ドローの下半分では、ふたりの元チャンピオン、ラファエル・ナダル(スペイン)とノバク・ジョコビッチ(セルビア)がともにストレートセットで勝ち上がった。

 とはいえ、ジョコビッチにとっては、すべてが順調だったわけではない。彼は、プレー中の『よくない動き』と自ら表現したもののせいで、数ゲームに渡って左膝に痛みを感じたあと、コート上にトレーナーを呼んで治療を受けた。

「深刻なものではないようだ。明日、練習でどんな感じか見てみることができれば、と思っている」とジョコビッチは言った。「問題ないよう願っているよ」。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は2回戦で対戦したマリン・チリッチ(クロアチア/手前)とギド・ペラ(アルゼンチン/奥)
LONDON, ENGLAND - JULY 05: Guido Pella of Argentina consoles Marin Cilic of Croatia after their Men's Singles second round match on day four of the Wimbledon Lawn Tennis Championships at All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 5, 2018 in London, England. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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