ティームが初のグランドスラム決勝へ、チェッキナートの快進撃はストップ [フレンチ・オープン]

「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月27日~6月10日/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第7シードのドミニク・ティーム(オーストリア)がノーシードから勝ち上がってきたマルコ・チェッキナート(イタリア)を7-5 7-6(10) 6-1で下し、初のグランドスラム決勝進出を果たした。試合時間は2時間17分。

 全仏に5年連続出場となるティームは、2016年から2年連続ベスト4。昨年は準々決勝で前年覇者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を倒したあと、準決勝でラファエル・ナダル(スペイン)に3-6 4-6 0-6で敗れていた。

 クレーコートで連続50セット負けなしだったナダルをマドリッド(ATP1000/クレーコート)の準々決勝で破ったティームは、前週のリヨン(ATP250/クレーコート)で今季2勝目を挙げて今大会を迎えている。

 この結果でティームは、チェッキナートとの対戦成績を2勝1敗と勝ち越した。初対戦だった2013年7月のモデナ(ITF1.5万ドル/クレーコート)の決勝はチェッキナートが6-3 6-4で、2013年12月のドーハ(ATP250/ハードコート)の予選ではティームが1-6 6-3 6-2で勝っていた。

 今大会でのティームは、1回戦で予選勝者のイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)を6-2 6-4 6-1で、2回戦でステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-2 2-6 6-4 6-4で、3回戦でマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を6-3 6-7(5) 6-3 6-2で、4回戦では第19シードの錦織圭(日清食品)を6-2 6-0 5-7 6-4で、準々決勝では第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-4 6-2 6-1で破って4強入りを決めていた。

 ティームは準決勝で、ディフェンディング・チャンピオンで第1シードのナダルと第5シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)の勝者と対戦する。

※写真はドミニク・ティーム(オーストリア)
PARIS, FRANCE - JUNE 08: Dominic Thiem of Austria plays a backhand during the mens singles semi-final match against Marco Cecchinato of Italy during day thirteen of the 2018 French Open at Roland Garros on June 8, 2018 in Paris, France. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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