ナダルが3つのセットポイントを凌いで準決勝へ [バルセロナ・オープン・バンコサバデル]

 スペイン・バルセロナで開催されている「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/4月23~29日/賞金総額279万4220ユーロ/クレーコート)のシングルス準々決勝で、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)がマルティン・クーリザン(スロバキア)を6-0 7-5で倒し、クレーコートでの連勝記録を更新しつつ、準決勝に進出した。

 ナダルはいいスタートを切ったが、クレーでの17連勝目を決めるために、第2セットで3つのセットポイントを凌がなければならなかった。世界1位のナダルは、クレーコートで42セットを連続で取っている。

「僕にとって、いいスタートだった。迅速に1セットを取ったが、それから第2セットでは、すべてが変わってしまった」とナダルは言った。第2セットでのナダルは、ワンブレ―ク・ダウンから巻き返さなければならなかった。

「今日ふたたびストレートセットで切り抜けられたことについては、ちょっとばかりラッキーだったと感じている」

 世界ランク140位で予選から勝ち上がってきたクーリザンは、2回戦で第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を倒していた。

 ナダルは次のラウンドで、第4シードのダビド・ゴファン(ベルギー)と対戦する。ゴファンは準々決勝で、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を6-7(3) 6-2 6-2で下した。世界10位のゴファンは、バルセロナでここまでプレーした3試合のすべてで1セットダウンから巻き返して勝ち上がってきている。

 もうひとつの準決勝では、第5シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)が世界63位のステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦する。カレーニョブスタは第2シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を6-3 7-6(4)で下した。一方、19歳のチチパスは、第3シードのドミニク・ティーム(オーストリア)を6-3 6-2で退ける殊勲をやってのけた。

第3シードのドミニク・ティーム(オーストリア)を破った19歳のステファノス・チチパス(ギリシャ)
BARCELONA, SPAIN - APRIL 27: Stefanos Tsitsipas of Greece celebrates his victory against Dominic Thiem of Austria in their match during day five of the Barcelona Open Banc Sabadell on April 27, 2018 in Barcelona, Spain. (Photo by Alex Caparros/Getty Images)

 ナダルが世界1位の座をキープするには、今週、バルセロナで11度目の優勝を果たす必要がある。(C)AP(テニスマガジン)

※トップ写真はラファエル・ナダル(スペイン)
BARCELONA, SPAIN - APRIL 27: Rafael Nadal of Spain plays a forehand against Martin Klizan of Slovakia in their match during day five of the Barcelona Open Banc Sabadell on April 27, 2018 in Barcelona, Spain. (Photo by Alex Caparros/Getty Images)

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