ITFがUSオープンで車いすテニスが除外されたことについて声明を発表

ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事が新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックに強いられたロックダウンから活動を再開していく一環として、全米テニス協会(USTA)に対してUSオープンを無観客で開催することを許可した。

 しかしUSTAは感染対策として規模を縮小して開催する計画を発表し、シングルスの予選、ミックスダブルス、ジュニアと車いすの部は完全に削除された。

 これに対して車いすテニスを管轄する国際テニス連盟(ITF)は公式サイトで声明を発表し、「ITFは今年のUSオープンで車いすテニスのイベントを主催できない可能性があることについて、多くの人々が感じた失望を理解し共有しています」と述べた。

 ITFは主催者がパンデミックの渦中ですべての競技者の安全を最優先するのは正しいことと理解を示した上で、「我々は車いすテニス競技が会場内外を問わず開催できる可能性について、引き続き主催者と話し合う」と続けた。

 彼らはまた、ロラン・ギャロスに先立つ9月にユニクロ車いすテニスツアーの再開を通して選手たちができる限り早く安全にコートに戻ることができるように計画を進めていくことを付け加えた。(テニスマガジン)

※写真は昨年のUSオープン車いすの部女子シングルス表彰式でのディーダ・デ グロート(オランダ/左)と上地結衣(三井住友銀行)(Getty Images)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles