WTAとSAPが提携し、オンライン教育システム「WTAユニバーシティ」を始動

WTA(女子テニス協会)が公式サイトを更新し、グローバルテクノロジーパートナーのSAPと協力してプロの女子テニス選手に向けて「WTAユニバーシティ」と呼ばれる新しい教育プラットフォームを開始したと発表した。

 SAPはヨーロッパ最大級のソフトウェア会社であり、テニス選手のパフォーマンスを測定するための分析システムも開発している。

 このオンライン教育システムはWTAとSAPのこれまでのパートナーシップを拡張されたものとなり、身体的および精神的な健康はもちろん個人的および専門的な成長のための教材などを提供し、選手たちの人生とキャリアを向上させることを目指す。

 男女のプロテニスツアーは新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより3月途中から中断しており、少なくとも7月末までこの状態が続くことになっている。ウインブルドンは75年ぶりに中止(戦争以外では史上初)となり、フレンチ・オープンの開始日は5月から9月に延期された。

 そのためWTAとSAPは開発を急ぎ、3月以降に選手たちが新しいプラットフォームを利用できるようにした。

 WTAによると新しいプラットフォームを導入してから150人以上のWTAプレーヤーがWTAユニバーシティに登録し、これまでにオンラインコースを400時間以上利用している。(テニスマガジン)

※写真は2017年WTAファイナルズ・シンガポールの記者会見で話すSAPのジェニ・ルイス氏(Getty Images)

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