男子は四日市工が法政二を下して2度目の選抜V [第40回全国選抜高校テニス大会]

2018-03-25

男子は四日市工が法政二を下して2度目の選抜V [第40回全国選抜高校テニス大会]

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「第40回全国選抜高校テニス大会」（3月20～26日／団体戦：博多の森テニス競技場、個人戦：春日公園テニスコート、博多の森テニス競技場）の競技5 日目の25日(日)は、男女団体の決勝と個人戦の本戦3、4回戦が行われ、男子団体は四日市工（神奈川）が法政二（神奈川）を3勝0敗で下し、3年ぶり2度目の優勝を決めた。

　室内コートで行われた男子決勝は、S1、D1、S2の3面同時進行。まず先に1勝目を挙げたのは四日市工だった。エースの町田晴が「スタートから自分のペースで戦うことができた」と会心のテニスで德航太とのS1対決を6-2 6-2で制した。

　法政二のD1守屋達貴／青木一真は最終セット4-1とリードを広げ、法政二が1勝1敗のタイに戻すかと思われたが、永井大貴／大田空の四日市工ペアが4-4に追いつき、4-5とされながらも気迫の3ゲーム連取で7-5とし、これで四日市工が優勝に王手をかけた。

　四日市工の勢いは止まらなかった。1年生のS2副田温斗は第1セットを3-6で先取されたものの、落ち着いたプレーで相手のミスを誘う。第2セットからは相手の米田圭佑の気迫を封じ込め、6-3 6-2と逆転勝利。四日市工が一気の3連勝で決着をつけた。

「選手たちが勝ち上がっていくたびに自信を持ち、強くなっていった」と四日市工の徳丸真史監督。2011、2014年のインターハイ、2015年の選抜に続いて全国優勝はこれで4度目だが、「今までで、一番うれしいです」と涙を流した。監督になって初めて流す涙だった。

　主将の永井も徳丸監督と抱き合って泣いた。「本当にうれしいです。昨年は初戦敗退で、今年こそはと思っていたので」。この夏は地元の四日市でインターハイが開催される。「夏も優勝して、またみんなで喜びたいです」と満面の笑みを見せた。

　法政二の初優勝はならなかった。昨年は関東地区大会にも出場できなかったが、団結力を武器に応援を含めた全員テニスで決勝まで駆け上がってきた。しかし、ここまで無敗だったS2米田、D1守屋／青木がともにフルセットにもつれた戦いを失い、ついに力尽きた。

「悔しいです。決勝という大舞台で硬さがあったかもしれない」と北浦真斗監督が言う。それでも「生徒たちはよくついてきてくれたし、ここまで本当によく頑張ってくれた」と口にした。準優勝に終わったが、決勝を戦った経験は大きな財産となるだろう。

　大会6日目の最終日、26日(月)は博多の森テニス競技場で男女個人戦の準決勝、決勝が3セットマッチで行われる。試合開始時間は9時の予定。

写真◎上野弘明

（編集部◎牧野正）

※トップ写真は、胴上げされる四日市工の永井主将

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