WTAツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月6~17日/賞金総額903万5428ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、第23シードのべリンダ・ベンチッチ(スイス)が第5シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-3 4-6 6-3で破り、ベスト4に進出した。この勝利で、彼女のトップ20復帰は確実となった。

「今日もまた勝つなんて、信じられない」とベンチッチは喜びを語った。

「私はどんな期待も持たずにコートに入っていき、ただプレーしようとしている。これが私の持っているメンタリティであり、今後も続けていくつもりよ」

 ベンチッチは決勝行きをかけて、第8シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)と対戦することになった。ケルバーは30代の対決となった準々決勝で、非常にミスの多かったビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を7-6(3) 6-3で退けた。

 ビーナスは第1セットで一時4-2とリードしていたが、それからケルバーが3ゲームを連取して5-4とリードを奪い返した。ケルバーは勝負をタイブレークに持ちこみ、そこでは終始優勢を保った。

 第1セットでのケルバーは、ビーナスの作戦変更に慣れるのに数ゲームを必要とした。

「彼女が少しリズムを変えてきたのよ」とケルバーはその場面を振り返った。

「彼女がロブや高めのボール、短めのショットを打ってきたときには攻撃しようとした。第1セットでの私はところ狭しと動き回り、チャンスがあるときには彼女を走らせるようにしていたの」

 第2セットで、ビーナスはふたつのブレークポイントをセーブして2-2と食らいついたが、ケルバーはそこからふたたび3ゲームを連取して5-2とリードを奪った。彼女は5度デュースにもつれこんだこの試合最長のゲームで、最後はビーナスのフォアハンドのサイドアウトでサービスブレークに成功した。

 この試合でのビーナスは、ベースラインからウイナーを決めたり、ショットをミスしたりを交互に繰り返した。右膝にテーピングを施したビーナスはスムーズに動いているようには見えず、サービスは通常のスピードを欠いていた。

「私はここで、可能な限り最高のプレーはしたわ」とビーナスは試合後にコメントした。

 しかしビーナスは、昨年のインディアンウェルズ以来、グランドスラムやWTAプレミア・マンダトリーの試合で準々決勝より先に進出できていない。ケルバーに止められるまでビーナスは4試合連続で勝っていたが、これは昨年の同大会以来のことだった。

 一方のベンチッチは、この大会での4試合で初めてフルセットの戦いを強いられた。彼女は4回戦で、世界ランク1位で前年度覇者の大坂なおみ(日清食品)をストレートで下す番狂わせを演じたばかりのところだった。

 プリスコバは第2セットを締めくくる前に、4-1と勢いよくリードを奪った。第3セットではブレークポイントを凌いだ末にサービスゲームをキープして2-2としたが、そのあとは1ゲームを取るのがやっとだった。

「なんとなく、肉体的にきつかった。風が強かったことも、助けにはならなかったわ。サービスもよくなかったし、ショットもまずかった」とプリスコバは試合を振り返った。

 この結果でベンチッチは、今年のここまでの戦績を18勝3敗とした。彼女は先月のドバイでキャリア3つ目、そして2015年以来となるタイトルを獲得していた。22歳のベンチッチは、2017年に手首の故障のため手術を受け、5ヵ月に渡って大会に出場することができていなかった。

「自信があるときには本当に自分の本能を信じることができ、いろいろ考える必要はなくなるものよ」とベンチッチは語った。

「間違いなく、今はそれができていると感じている。すごくうまくいっているから、それを変える予定はないわ」(C)AP(テニスマガジン)

※写真はべリンダ・ベンチッチ(スイス)
INDIAN WELLS, CA - MARCH 14: Belinda Bencic (SUI) reacts after winning her quarterfinals match during the BNP Paribas Open on March 14, 2019, at the Indian Wells Tennis Gardens in Indian Wells, CA. (Photo by Adam Davis/Icon Sportswire via Getty Images)

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