「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/5月26日~6月9日/クレーコート)の大会15日目(最終日)、男子シングルス決勝。

 それは肉体的にも精神的にも、ドミニク・ティーム(オーストリア)にダメージをおよぼし、それゆえ彼はフレンチ・オープン決勝でラファエル・ナダル(スペイン)を倒すために必要な状態に身を置くことができなかった。

 ただ日曜日に、2年連続でロラン・ギャロスのタイトルをかけてナダルと対戦する権利を手に入れるために、第4シードのティームは世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)のグランドスラム大会における26連勝の進撃を終わらせる必要があったのだ。そして、そうするためには、雨に中断されながらの2日間、4時間13分にわたる5セットの戦いが必要だった。

 それから、その激戦終了から24時間も経たないうちに、ティームはナダルと、彼にともなうすべてと戦うため、4日連続でコートを踏まなければならなかったのだ。決勝の最初の2セットで、彼はクレーコートの王者として知られる男と互角に張り合うことができていた。それから?

「少し勢いが落ちてしまった。ほかのほとんどの選手に対してなら、それほど悪い下降ではなかったはずだが」とティームは振り返った。

「でも、彼はただちにそれにつけ込み、すぐさま僕を踏みつぶした」

 第2シードのナダルは最後の14ゲームのうち12ゲームを取る過程で、第3セットの最初の17ポイントのうち16ポイントを取り、6-3 5-7 6-1 6-1でティームを倒した。それによりナダルはフレンチ・オープンでは12度目、グランドスラム大会では18勝目となるタイトルを勝ち獲り、同時にティームのグランドスラム初優勝を阻んだのだった。

 ティームにとって、何が役を演じたのかは疑いがないことだった。結局のところ、彼は1968年に始まったプロ化以降の時代にたったふたりの男だけが成功したことをやってのけようと努めていたのだ――ロラン・ギャロスで第1シードと第2シードを倒すという難行を。

「雨に中断されながら、2日に渡ってジョコビッチを倒した試合は、身体だけでなく精神にも跡を残した」と25歳のティームは認めた。それは特にパリのレッドクレーで、ナダルに挑むための理想的な準備の仕方ではなかった。ナダルはロラン・ギャロスでの95試合で93勝を挙げているのだから。

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