フェデラーとナダルが準決勝で対戦する可能性 [ウインブルドン]

今年3大会目のグランドスラム「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の男女シングルスのドローが発表され、ロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)がお互いに勝ち上がれば準決勝で対戦することになった。

 前年度覇者で世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が男子のトップハーフのドローに位置する中、第2シードのフェデラーと第3シードのナダルは揃ってドローの下半分に配置されることになった。

 ランキングではナダルが2位でフェデラーは3位だが、過去2年のグラスコートでの戦績を考慮に入れるウインブルドンのシードシステムにより、ふたりの順番が入れ替わった。

 皆がシード順通りに勝ち上がった場合に起こりうる男子準々決勝の顔合わせは、ドローの上半分では第1シードのジョコビッチが第7シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と、そして昨年の準優勝者で第4シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)は第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)となる。

 また、下半分ではフェデラーが第8シードの錦織圭(日清食品)と、ナダルは第5シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦する可能性がある。ナダル対ティームは、ともにナダルが勝った2018年と19年フレンチ・オープン決勝の再現となる顔合わせだ。

 3度目の優勝を目指すナダルは、予選を勝ち上がった日本の杉田祐一(三菱電機)に対する試合で大会を始めることになる。フェデラーの1回戦の相手は、ウインブルドン・デビューを果たす22歳のロイド・ハリス(南アフリカ)だ。

 ジョコビッチは月曜日のセンターコートで、元トップ20のフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)に対してオープニングマッチを戦うことになった。コールシュライバーは2012年ウインブルドン準々決勝進出者で、今年は3月のインディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)でジョコビッチを倒している。

 そのほかの1回戦では、ティームが2017年ベスト4のサム・クエリー(アメリカ)と、第12シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)が21歳のフランシス・ティアフォー(アメリカ)と、第19シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)はバセック・ポスピショル(カナダ)との同国対決に臨む。

 また、同胞対決となるニック・キリオス(オーストラリア)とジョーダン・トンプソン(オーストラリア)の勝者は、2回戦でナダルと当たる可能性が高い。ナダルは2014年ウインブルドンの4回戦で、キリオスに番狂わせを食らっている。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は昨年の大会でのロジャー・フェデラー(スイス)
LONDON, ENGLAND - JULY 09: Roger Federer of Switzerland thanks the crowd after winning his Men's Singles fourth round match against Adrian Mannarino of France on day seven of the Wimbledon Lawn Tennis Championships at All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 9, 2018 in London, England. (Photo by Clive Mason/Getty Images)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles