イギリス・ロンドンで開催されている「ウインブルドン」(7月1~14日/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、戦闘的で熱しやすいニック・キリオス(オーストラリア)は第4セットでわずか5ポイントしか取れなかったにもかかわらず、同胞のジョーダン・トンプソン(オーストラリア)を7-6(4) 3-6 7-6(10) 0-6 6-1で下して2回戦に進出した。

 キリオスは第2セットのあとにメディカル・タイムアウトをとり、トーレーナーが彼の左脇の診察をするためコート上にやってきた。それから、彼は第3セットをタイブレークの末に取った。それは1時間16分を要した、非常に競ったセットだった。

 しかしながら、第4セットはわずか18分しかもたなかった。トンプソンが24ポイントを取った中、キリオスはわずか5ポイントしか取れなかったのだ。

「メディカル・タイムアウトは、硬くなった僕のハムストリングを少し緩めるためのものだった。フィジカル的負担の大きい試合だった」とキリオスは振り返った。

「特にこのグラスコート上ではね。今年は少し遅めなんだ。だからずっと多くのラリーがあった」

 キリオスは次のラウンドで、ウインブルドンでも2度優勝した経験を持つ世界ランク2位のラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。ナダルはこの日、日本の杉田祐一(三菱電機)を6-3 6-1 6-3で下した。

 8度の優勝経験を誇るロジャー・フェデラー(スイス)はセンターコートでの彼の初戦で第1セットを落としたが迅速に体勢を立て直し、ロイド・ハリス(南アフリカ)を3-6 6-1 6-2 6-2で下した。

 第2シードのフェデラーは、17年連続でウインブルドン2回戦に進出したことになる。

 一方、フレンチ・オープン決勝でナダルに敗れた第5シードのドミニク・ティーム(オーストリア)はサム・クエリー(アメリカ)に7-6(4) 6-7(1) 3-6 0-6で敗れ、1回戦で姿を消した。

 ティームは、第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)や第7シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)ら月曜日に1回戦負けを喫したほかのトップシードたちに続くことになってしまった。

「僕はこの種のテニスのためのメンタル的な準備はできていた」

 より遅いクレーコートでより成功をおさめているティームは、試合後こう言った。

「ただ、彼が最初のブレークチャンスをものにしたとき、僕は崩れてしまった。基本的にそれだけだった」(C)AP(テニスマガジン)

※写真は試合後のドミニク・ティーム(オーストリア/右)とサム・クエリー(アメリカ)(撮影◎小山真司)

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