今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月20日~2月2日/ハードコート)の大会5日目、女子シングルス3回戦。
 
 彼女にとって最後のチャンスに感じられたその場面で、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)はフォアハンドでクロスへのウィナーを放ち、24本も続いたラリーを締めくくった。彼女は両腕を上げて自らを鼓舞するポーズをとり、自分のゲストボックスのほうを見た。

 第27シードのワン・チャン(中国)に対する3回戦で、第8シードのセレナはようやく1時間半の闘いのあとの6度目のトライで初めてブレークポイントをものにすることに成功したのだ。

 そこからカムバックが始まり、グランドスラムのシングルスで24個目のタイトルを追う旅は続いていくかに見えていた。しかし結果的には、セレナはただ驚きの敗戦を遅らせたに過ぎなかったのである。

 長年に渡ってもっとも厳しい瞬間をタフに戦い抜いてきたセレナは、おぼつかないサービスや様々なミスで思うようなプレーが出来ず、ワンに4-6 7-6(2) 5-7で屈してメルボリン・パークでのここ14年でもっとも早期の敗退を余儀なくされた。

「私は勝つことはできると信じていた。『OK、今から試合を決めるのよ』と思った。正直、あの試合に負けるとは思っていなかったわ」とセレナは勝負を第3セットに持ち込んだときの心境を説明した。彼女はワンの功績を称えることから始めたが、最終的には勝つために相応しいプレーをしなかったことについて自らを批判する方向に向かっていった。

「私はいつものセレナのように戻らなかった。率直に言って、もし自分たちに正直になるなら、私は自分であの試合を落としたのよ」とセレナは悔しさを滲ませた。「私はこんなふうにプレーすることはできない。文字通り、2度とこんな真似をすることはできないわ。プロとして相応しくない。そんなのカッコよくないわ」。

 これは大会5日目に起きた唯一の重要な事件ではなかった。その数時間後、女子テニス界でセンセーションを巻き起こしている15歳のコリ・ガウフ(アメリカ)が第3シードの大坂なおみ(日清食品)に6-3 6-4で勝ち、1991年以降のグランドスラム大会で前年度覇者を倒した最年少プレーヤーとなったのだ。ガウフは大坂が犯した無数のミスにつけ込み、初出場のオーストラリアン・オープンで4回戦に駒を進めた。


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