ワウリンカとマレーが初日に対決、16歳ガウフはコンタに挑戦 [フレンチ・オープン]
今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の15日間に渡る本戦が、日曜日からスタートする。女子シングルス決勝は10月10日の土曜日、男子シングルス決勝は10月11日の日曜日に行われる。通常であればフレンチ・オープンの開幕日は5月だが、今季は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックのために延期された。
フレンチ・オープンは日曜日に開幕するが、会場にはわずか1000人の観客しか入場できない。フランスの感染者数は増え続けるのか心配される中、5500万ドルをかけて建設されたフィリップ・シャトリエ・コートの開閉式屋根も天候に応じてデビューを遂げることになる。
大会初日のメインスタジアムでもっとも注目の試合は、3度グランドスラム大会を制した男同士の対決となるスタン・ワウリンカ(スイス)とアンディ・マレー(イギリス)の男子シングルス1回戦だろう。ふたりは2017年にフレンチ・オープン準決勝で対戦したが、そのあと双方が何度かの手術を経験しているため当時と同じ状態ではない。今や33歳のマレーにとって問題の場所は股関節で、35歳のワウリンカの場合は膝だ。
またフィリップ・シャトリエ・コートでは、女子の第1シードで2018年チャンピオンのシモナ・ハレプ(ルーマニア)がプレーする。スザンヌ・ランラン・コートでは16歳のコリ・ガウフ(アメリカ)がフレンチ・オープン本戦デビューで第9シードのジョハナ・コンタ(イギリス)に対する難しい課題に取り組むことになる。コンタはグランドスラム大会で3度準決勝に進出しており、その中には昨年のパリも含まれる。
「私はクレーコートでのプレーをかなり心地よく感じているわ」とガウフはコメントした。「ジュニアのとき、私はクレーコートでいい成績を挙げていたの」。
29歳のコンタはこの対戦について、「私は自分が世界でも最高の評価を受ける選手のひとりであるプロのテニス選手と対戦するのだということをはっきりと自覚しているつもりよ。彼女が14歳だろうが40歳だろうが関係ないわ。彼女は理由があってそこにいるのよ」と語った。
同じくスザンヌ・ランラン・コートではUSオープン準優勝のふたり、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)とアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)もプレーする予定になっている。(C)AP(テニスマガジン)
※写真は会場で練習中のアンディ・マレー(イギリス)
PARIS, FRANCE - SEPTEMBER 26: Andy Murray of Great Britain during a training session at Roland Garros on September 26, 2020 in Paris, France. (Photo by Shaun Botterill/Getty Images)
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