ジョコビッチが新型コロナウイルスのワクチン接種義務化に反対の意向

テニス選手がワールドツアーに戻るために新型コロナウイルスのワクチン接種が義務付けられるなら、自分はそれに応じないだろうとノバク・ジョコビッチ(セルビア)は表明した。

 世界ランク1位のジョコビッチは自身のフェイスブックのライブチャットで、「渡航できるようにするため誰かにワクチンを打つよう強制されたくない」と意見を述べた。

「仮にシーズンが7月か8月、あるいは9月に再開したとして、厳格な検疫や隔離から抜け出たあとすぐにワクチンが必要になるのだろうと理解している。今のところワクチンはない」とジョコビッチは日曜日に語った。彼と妻のエレナは、これ以前にもワクチン接種について反対の意向を示していた。

 セルビアの著名なウイルス学者でCOVID-19の蔓延と戦っている国立医療チームのメンバーであるプレドラグ・コン氏はフェイスブックでこれに返信し、「故郷であるバルカン諸国で多くの国民に影響を与える立場なのだから、そのような反ワクチン接種声明を出すべきではない」とジョコビッチに対して異論を唱えた。

「私はジョコビッチの大ファンのひとりとして、公衆衛生における免疫学の重要性を彼に説明する機会を持つことができていたらどんなによかったかと思います」 とコン氏は月曜日にフェイスブック上でコメントした。「しかし今や遅すぎる。あなたは間違った信念を持ってしまった」。

 ジョコビッチは1月にオーストラリアン・オープンで優勝し、グランドスラムで17勝目となるタイトルを獲得していた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はドバイの大会でのノバク・ジョコビッチ(セルビア)
DUBAI, UNITED ARAB EMIRATES - FEBRUARY 29: Novak Djokovic of Serbia serves during his men's final match against Stefanos Tsitsipas of Greece on Day 13 of the Dubai Duty Free Tennis at Dubai Duty Free Tennis Stadium on February 29, 2020 in Dubai, United Arab Emirates (Photo by Tom Dulat/Getty Images)

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