覚えたいのはナチュラルスピンサービス「ドリル50|超基礎編」_ドリル01-05「グリップ、構え、スタンス編」【本誌連動記事&動画】

テニスマガジン2020年9月号の巻頭技術特集は、堀内昌一先生(亜細亜大学教授 / テニス部監督)がナチュラルスピンサービス(自然な回転がかかったサービス/サービスの基本となる打法)を覚えるためのドリルを〈50〉指導しています。ここに紹介する動画は、そのうちのドリル01から05まで、「グリップ、構え、スタンス編」です。動画の詳しい解説は前述のテニスマガジン2020年9月号に掲載しています。テキストと動画は連動していますので、あわせてご覧ください。(編集部)

202009 TM 覚えたいのはナチュラルスピンサービス「ドリル50|超基礎編」ドリル01-05「グリップ、構え、スタンス編」

ドリル01|定規持ち


薄いグリップで親指の間に定規をはさんで振ると、腕が回る

 ナチュラルスピンサービスのグリップはコンチネンタル(薄い)グリップです。身体の正面にラケットを斜めに置いて握りましょう。そのときの手首の形はインパクトの形でもあります。

 定規のように薄いものを持つとイメージがしやすいです。親指と人差し指の間に“薄く”はさんで持つのが自然。これがコンチネンタルグリップの感覚で、包丁持ちとも言われています。ラケットのグリップと定規をいっしょに握って軽く振ってみてください。うちわや体温計を振るように腕が回せることがわかります。その腕が回っている途中で、ラケット面がボールに斜めに当たるとスピンがかかります。



ラケット(定規)を斜めにして、はさむように握る



定規を幅広の状態で上から握る。ラケットのグリップと定規をいっしょに握って振れば、ラケット面をボールに厚く当てることになり、腕が回せない。スピンもかからない

ドリル02|コートに“くの字”



 コンチネンタルグリップ(薄いグリップ)で握り、クローズドスタンスで、さらに相手のほうを向いて構えれば、ラケットヘッドは左方向を向きます。そのとき手首の形は“く”の字となり、これはインパクトの形でもあります。

 グリップが厚い人は、構えたときにラケットヘッドが前方か、右方向に向くことが多いです。そこで薄いグリップを覚えるときは、ラケットヘッドが左方向へ向くように構えましょう。ただし手首を折り曲げては意味がありません。ドリル1を参考に握ります。そしてテニスコートに“く”の字を描くか、目標物を“く”の字に置いて、それにグリップが重なるように構えます。

ドリル03|4個缶はさみ



 テニスボールの4個缶を横にして両腕ではさみ、ラケットヘッドが左方向を指すように構えます。そうすると胸の前に長方形のスペースができ、この形を崩さないように身体をひねります。すると両肩と両腕が同期して身体のひねりが行えます(テークバック)。

 構えたときにグリップを強く握る人や、肩や腕に力が入ってしまう人にこの方法はおすすめです。正しい構えによってリラックスできます。また、腕だけでテークバックをする人(写真×)も、正しい構えから身体をひねってテークバックをする方法が学べます。

ドリル04|斜めテニスコートスタンス


斜め上方向のテニスコートに向かって動作すると、ラケット面がボールに対して斜めに当たり、斜め回転がかかる。動作方向と打球方向が違う

 プレーヤーは斜め上方向に向かうテニスコートをイメージします。そのコートに対して構えるとクローズドスタンスに違和感を感じません。そして台に上ったパートナーが持つラケット面のほうへ向かって動作します。

 ナチュラルスピンサービスの動作方向は斜め上方向です。斜め上に向かって腕が回り続ける中で、ラケット面がボールを斜めにとらえ、腕がさらに回り続けることでスピンがかかります。斜め回転がかかったボールはネット方向へ放物線を描いて飛んでいきます。動作方向と打球方向が違うのです。


斜め上の仮想テニスコートに対してクローズドスタンスで構える。パートナーのラケット面の方向へ動作をする


テニスコートを前方下に見ると、目線も動作も前方へ低くなりがち

ドリル05|缶蹴らないサービス


 
 ナチュラルスピンサービスはクローズドスタンスで構え、横向きになります。動作は斜め上方向に向かって行います。動作方向は斜め上、打球方向は斜め下です。足元に置いたボール4個缶を倒すことなく、横向きのままジャンプできます。

 ところが打球方向へ動作したい人は、後ろ足が前に出てくる傾向があります。そういう人は足元に置いたボール4個缶を倒してしまうでしょう。その後のスイングは身体が正面を向いて、動作方向が前方向になります。後ろ足が前足を越えないように、ボール缶を蹴らないように身体の横向きを保ちます。


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