カサキナがワン・チャンを倒して2021年シーズン最初の勝者に [アブダビWTA女子オープン]
女子テニス協会(WTA)は先月、オーストラリアン・オープンの準備に時間をかけるためにアブダビでの大会を新設した。この大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの影響で3週間遅れで始まるオーストラリアン・オープンに向け、メルボルン以外で開催される唯一の前哨戦となる。
選手たちはアブダビでの大会のあとにチャーター便でオーストラリア入りして検疫期間を過ごすか、オーストラリアン・オープン予選のために同国のドバイに向かうことになる。
カサキナはワン・チャン(中国)を6-2 3-6 6-2で倒し、新シーズンで最初の勝者となった。これはカサキナにとって昨年10月以来、ワンにとっては3月以来となる公式戦でのプレーだった。
「長い間プレーしなかったあと最初の試合は決して簡単ではないわ。それほど緊張はしていなかったけど、少しだけ胃の辺りが気になったくらいね」とカサキナは振り返った。
オーストラリアン・オープン前の検疫について、1人で時間を過ごすことを気にしないカサキナは他の人よりも適応しやすいと考えている。
「多くのプレーヤーにとって、感染予防のプロトコルやすべてに対応するのは難しいことだわ。私は部屋の中で長時間座っていても大丈夫よ」
第9シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)は直面した4つのブレークポイントをすべてセーブし、アナスタシア・ポタポワ(ロシア)を6-4 6-2で退けた。サカーリは次のラウンドで、コリ・ガウフ(アメリカ)とウルリカ・エイケリ(ノルウェー)の勝者と対戦する。
この日は6人のシード勢がプレーしたが、2つの番狂わせが起きた。ベロニカ・クデルメトワ(ロシア)が第10シードのアネット・コンタベイト(エストニア)を7-5 6-1で下し、ベルナルダ・ペラ(アメリカ)は第16シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)に7-6(10) 2-6 6-4で競り勝った。
また第13シードのユリア・プティンセバ(カザフスタン)がマルチナ・トレビザン(イタリア)を6-3 6-3で破り、第15シードのオンス・ジャバー(チュニジア)はアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)との前年オーストラリアン・オープン8強同士の対戦を7-6(3) 6-3で制した。
そのほかの試合では、第17シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)、バーボラ・クレイチコバ(チェコ)、アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)、パウラ・バドーサ(スペイン)、キルステン・フリプケンス(ベルギー)、レイラ・フェルナンデス(カナダ)が2回戦に駒を進めた。(C)AP(テニスマガジン)
New season, same drive ?#AbuDhabiWTA pic.twitter.com/j5hp8XI2SE
— wta (@WTA) January 6, 2021
写真◎Getty Images
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