男子テニスツアーが日程の微調整をする中、ヒューストンのクレーコート大会が中止に

写真はUS男子クレーコート選手権が行われるリバーオークス・カントリークラブのセンターコート(Getty Images)

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックと部分的にはATP(男子プロテニス協会)が発表した一連の日程変更により、US男子クレーコート選手権(アメリカ・テキサス州ヒューストン)が2年連続でキャンセルされることになった。当初のスケジュールでは、ヒューストンの大会は4月3日から11日に行われる予定だった。

 伝統あるUS男子クレーコート選手権は2020年にツアーが数ヵ月休止されている間にキャンセルされた何十というプロテニス大会のひとつだったが、それまでは1929年から毎年行われていた。

 今回発表されたスケジュール変更の中には、通常4月にハンガリーのブダペストで行われているクレーコート大会「ハンガリアン・オープン」をセルビアのベオグラードに移転するというものがある。ATPはその理由について、「パンデミックに課されたスケジューリングの難しさに直面したため」と説明した。

 4月19日から25日に予定されているセルビア・オープンでディレクターを務めるは、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)の弟であるジョルジェ・ジョコビッチ(セルビア)だ。ベオグラードではこれに先立ち、2009年から12年まで大会が開催されていた。

 さらにATPは1年間限定ライセンスを発行し、2021年に2つの大会を追加した。2月8日に開幕するオーストラリアン・オープンの終了直後にシンガポールで、そして4月5日からスペインのマルベーリャで新しい大会が行われることになった。

 それ以外にも選手たちがプレーする機会を増やすための措置として、一部の男子大会では本戦または予選のドロー数を増やして大会規模が拡大されることになった。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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