元世界1位マレーがオーストラリアン・オープン欠場を表明「大きな落胆」
この決断はマレーがメルボルン行きのチャーター便に乗る直前に受けた検査で陽性と診断されたことを明かしたあと、1週間ほど経ってから下された。2012年USオープン覇者で元世界ナンバーワンのマレーは2013年と16年にウインブルドンで優勝し、2012年ロンドンと2016年リオデジャネイロのオリンピックでは金メダルに輝いた実績を持っている。
「オーストラリアン・オープンに向けて渡豪できなくなったとお伝えすることになって本当に落胆している。テニス・オーストラリアと定期的に話し合って何らかの形で検疫を可能とする解決策を見つけようとしたが、それを実現させることができなかった」とマレーは説明した。
「現地で頑張ってくれた皆さんに感謝したい。オーストラリアでプレーできないことに打ちひしがれている。僕はあの国も大会も大好きだから」
ここ数年に渡って股関節のケガと手術に苦しめられてきたマレーは現在世界ランキングを123位まで落としており、テニス・オーストラリア(豪州テニス協会)から本戦ワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取っていた。33歳のマレーは2年前のオーストラリアン・オープン期間中の会見で涙を流しながら引退を示唆したが、それから2度目の手術を受けてキャリアを延長させていた。
これに先立ちマレーは長距離移動を伴う海外渡航でウイルスに感染するリスクを最小限に減らすためと称し、アメリカ・フロリダ州でのデルレイビーチ・オープン出場を取り消していた。
COVID-19の規制のためにオーストラリアン・オープンは従来より3週間開始を遅らせ、2月8日に開幕する予定になっている。プレーヤーやオフィシャルは、オーストラリア到着後から14日間の検疫期間を過ごさなければならない。
オーストラリア政府と合意の上で定められた大会のプロトコルではすべてのプレーヤーはオーストラリアに向けて出発する前のウイルス検査で陰性の結果を受け取っていなければならず、到着時にまた検査を受けあとに14日間の検疫期間をホテルと練習場の間だけで過ごすと決められている。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)
So sorry we won’t see you this year @andy_murray. We look forward to welcoming you back in 2022. pic.twitter.com/NstmHFnCGm
— #AusOpen (@AustralianOpen) January 23, 2021
写真◎Getty Images
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