厳しい検疫を課された選手のためにWTAが新大会を追加

写真は2021年オーストラリアン・オープンと前哨戦の会場となるメルボルン・パーク(Getty Images)

2月8日に開幕するオーストラリアン・オープンに先立ち、練習に行くことも許されない14日間の検疫を課せられた選手たちのため、女子テニス協会(WTA)がメルボルンで新しい大会を開催することを発表した。

 新たに追加されたグランピアンズ・トロフィー(WTA500)は2月3日から7日まで行われ、検疫の間にトレーニングができなかった選手たちのニーズに応えることになる。

 今年最初のグランドスラム大会に向けてメルボルンに選手たち(コーチ、チーム、オフィシャル含む)を運ぶ3機のチャーター便で新型コロナウイルス(COVID-19)の陽性者が出たため、同じ飛行機に乗っていた合計72人の選手たちが厳格なロックダウンを課されることになった。

 厳格な検疫を課されている女子選手の中には元オーストラリアン・オープン優勝者のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)とアンジェリック・ケルバー(ドイツ)、2019年USオープン優勝者のビアンカ・アンドレスク(カナダ)もいる。

 男子プロテニス協会(ATP)のほうでもATP250の2大会を2月1日からスタートするように24時間遅らせる措置を取り、世界テニス国別対抗戦「ATPカップ」がその1日後に始まることになった。

「厳格なロックダウンを課されているアスリートにとって、特に厳しい時期です。そして我々はWTAやATPと協力し、手助けをするために可能なことは何でもするつもりです」とオーストラリアン・オープン大会ディレクターのクレイグ・タイリー氏はコメントした。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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