錦織がメドベージェフに敗れ、ロシアのグループ首位通過が確定 [ATPカップ日本対ロシア]

写真は錦織圭(日清食品)(Getty Images)

2020年に新設された世界テニス国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・メルボルン/2月2~6日/賞金総額750万ドル/ハードコート)の大会2日目のナイトセッションセッションはジョン・カイン・アリーナでグループDのラウンドロビン「日本対ロシア」が行われ、第2試合のシングルスで日本の錦織圭(日清食品)はダニール・メドベージェフ(ロシア)に2-6 4-6で敗れてロシアが2連勝を飾った。試合時間は1時間15分。

 アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスからのチャーター便でメルボルン入りした錦織は、同乗者に新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性と判定された人物が出たため練習のための外出もできない完全隔離の検疫期間を過ごしていた。

 一方のメドベージェフは昨年11月に「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン室内ハードコート)でキャリア最大のタイトルを獲得したあと、最初の試合に臨んでいた。

 この結果でメドベージェフは、錦織との対戦成績を3勝2敗と勝ち越した。オーストラリアでは2019年1月にブリスベン(ATP250/ハードコート)の決勝で対戦し、錦織が6-4 3-6 6-2で勝っていた。

 第1試合は西岡良仁(ミキハウス)がアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に1-6 3-6で敗れ、ロシアが先勝していた。2勝目を挙げたことでこの対戦での勝利を確定させたロシアは、ラウンドロビン2戦全勝でグループ首位通過を決めた。

 新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックによる影響を受けてシーズン序盤の日程が大幅に変更されたため、今年の大会は規模を縮小して12チームで争われる。24チームが参加した昨年は3会場(ブリスベン、パース、シドニー)で行われたが、今回はATP250の2大会と一緒にメルボルン・パークで開催されることになった。

 今年のATPカップは最初の3日間で12ヵ国が3チームによる4グループに分れて総当たり戦を実施し、残りの2日間で各グループの1位による決勝トーナメントを行い優勝チームを決定する。試合はシングルス2試合(ベスト・オブ・3セットマッチ)とダブルス1試合(第3セット10ポイントマッチタイブレーク)で争われ、先に2勝を挙げたチームが勝者となる。(テニスマガジン)

※世界ランクは2月1日付、ダブルスはメンバー変更の可能性あり

ラウンドロビン第2戦|2月2日(火)

グループD|日本 0-2 ロシア

R1 ●西岡良仁(ミキハウス:単57位)1-6 3-6 ○アンドレイ・ルブレフ(単8位)
R2 ●錦織圭(日清食品:単41位)2-6 4-6 ○ダニール・メドベージェフ(単4位)
R3 マクラクラン勉(イカイ:複47位)/西岡良仁(ミキハウス:複504位T)vs エフゲニー・ドンスコイ(複603位)/アスラン・カラツェフ(複431位)

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写真◎Getty Images

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