ドイツとスペインがグループ首位通過、準決勝進出国が出揃う [ATPカップ]

写真はヤン レナード・ストルフ(左)/アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)

2020年に新設された世界テニス国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・メルボルン/2月2~6日/賞金総額750万ドル/ハードコート)の大会4日目のデイセッションは、グループAとグループBのラウンドロビン(グループ内総当たり戦)第3戦が行われた。

 検疫ホテルのスタッフのひとりが新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性と診断されたことが判明したため大会3日目は中止となり、今週開催されている男女6大会は1日の中断を挟んで金曜日に再開された。

 ロッド・レーバー・アリーナ(グループA)はドイツが前年優勝国セルビアとの1勝同士の対決を2勝1敗で制して準決勝進出を決め、ジョン・カイン・アリーナ(グループB)ではギリシャがスペインを2勝1敗で下して1勝目を挙げた。

 グループBは3チームが1勝1敗で並んだが、マッチ勝率で上回ったスペインのグループ首位通過が決まった。

 新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックによる影響を受けてシーズン序盤の日程が大幅に変更されたため、今年の大会は規模を縮小して12チームで争われる。24チームが参加した昨年は3会場(ブリスベン、パース、シドニー)で行われたが、今回はATP250の2大会と一緒にメルボルン・パークで開催されることになった。

 今年のATPカップは最初の3日間で12ヵ国が3チームによる4グループに分れて総当たり戦を実施し、残りの2日間で各グループの1位による決勝トーナメントを行い優勝チームを決定する。試合はシングルス2試合(ベスト・オブ・3セットマッチ)とダブルス1試合(第3セット10ポイントマッチタイブレーク)で争われ、先に2勝を挙げたチームが勝者となる。(テニスマガジン)

ラウンドロビン第3戦|2月5日(木)

【DAY SESSION】

グループA|セルビア(1勝1敗)1-2 ドイツ(2勝0敗)

R1 ●ドゥサン・ラヨビッチ 3-6 3-6 4-6 ○ヤン レナード・ストルフ
R2 ○ノバク・ジョコビッチ 6-7(3) 6-2 7-5 ●アレクサンダー・ズベレフ
R3 ●ニコラ・カシッチ/ノバク・ジョコビッチ 6-7(4) 7-5 [7-10] ○ヤン レナード・ストルフ/アレクサンダー・ズベレフ

■グループA|最終順位

1位 ドイツ:2勝0敗(マッチ4-2、セット取得率58.82%、ゲーム取得率50.29%)
2位 セルビア:1勝1敗(マッチ3-3、セット取得率53.33%、ゲーム取得率51.61%)
3位 カナダ:0勝2敗(マッチ2-4、セット取得率35.71%、ゲーム取得率48.08%)

グループB|スペイン(1勝1敗)1-2 ギリシャ(1勝1敗)

R1 ○パブロ・カレーニョ ブスタ 6-3 6-4 ●ミハイル・ペルボララキス
R2 ●ロベルト・バウティスタ アグート 5-7 5-7 ○ステファノス・チチパス
R3 ●パブロ・カレーニョ ブスタ/マルセル・グラノイェルス 0-1 Ret. ○マルコス・カロベロニス/ステファノス・チチパス

■グループB|最終順位

1位 スペイン:1勝1敗(マッチ4-2、セット取得率72.73%、ゲーム取得率55.75%)
2位 ギリシャ:1勝1敗(マッチ3-3、セット取得率45.45%、ゲーム取得率47.52%)
3位 オーストラリア:1勝1敗(マッチ2-4、セット取得率35.71%、ゲーム取得率46.88%)

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写真◎Getty Images

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