オーストラリアン・オープン『雑学クイズ』解答はこちら
1回戦|解答
Q 他のグランドスラム大会と違うオーストラリアン・オープン独自の特徴とは、以下のどれでしょうか?
a.) グラスコートでプレーされた最初のグランドスラム大会だった。
b.) プロ選手の参加を認めた最初のグランドスラム大会だった。
c.) 最後に創設されたグランドスラム大会だった。
d.) 最終セットでのタイブレークを採用したのがもっとも遅いグランドスラム大会だった。
A「c.」
大会が最初に開催されたのは1905年で、現在のグランドスラム大会の中で開始が1800年代でない唯一の大会となっています。ウインブルドンが最古で第1回大会が1877年、1881年にのちにUSオープンとなる大会がそれに続き、現在のフレンチ・オープンに当たる大会は1891年に始まりました。
2回戦|解答
Q 大会のもともとの名前は何でしょうか?
a.) オーストラリアン・オープン
b.) オーストラリアン選手権
c.) ローンテニス・チャンピオンシップス・オブ・オーストラリア
d.) オーストラレーシアン選手権
A「d.」
オーストラリアのローンテニス協会は当初、オセアニアと周辺地域の選手権として大会を開催しました。大会はニュージーランドで2度行われたことがあります。1927年に大会はオーストラリア選手権という名で知られるようになり、それから1969年にプロが出場を許されるようになったときにオーストラリアン・オープンとなりました。
3回戦|解答
Q オーストラリアン・オープンの試合で最終セットセットが6-6となったあと、どのようなタイブレークのシステムが採用されているでしょうか?
a.) 12ポイント先取
b.) 10ポイント先取
c.) 7ポイント先取
d.) 引っ掛けの質問(オーストラリアン・オープンは最終セットでのタイブレークを採用していない)
A「b.」
オーストラリアン・オープンは伝統的な方式を守っていましたが、2019年大会で初めて最終セットのタイブレークが導入されたときに6-6になった時点で10ポイントタイブレークという独自のスコアリングシステムを選択しました。
各グランドスラム大会はそれぞれ独特のシステムを採用しています。USオープンは最終セット6-6から通常のタイブレーク(7ポイント先取)を採用しており、昨年のドミニク・ティーム(オーストリア)とアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が対戦した決勝は大会史上初の第5セットのタイブレークで終わりました。ウインブルドンは最終セット12-12となった際に、7ポイント先取のタイブレークを使っています。フレンチ・オープンは現時点で最終セットにタイブレークを採用していない唯一のグランドスラム大会です。
4回戦|解答
Q プロ化以降の時代グランドスラム大会女子シングルスで優勝した最年長プレーヤーは誰でしょうか?
a.) マーガレット・コート(オーストラリア)
b.) マルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)
c.) ビリー ジーン・キング(アメリカ)
d.) セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)
A「d.」
セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は2017年、妊娠中だった35歳のときにオーストラリアン・オープンに優勝してグランドスラム大会女子シングルスで優勝した最年長プレーヤーとなりました。セレナはまた全グランドスラム大会の男女を対象としても、1968年に始まったプロ化以降の時代で2番目に年齢の高いグランドスラム大会シングルス覇者でもあります。
そのときの勝利はセレナのグランドスラム23勝目でオープン化以降では最多だが、マーガレット・コート(オーストラリア)の持つ史上最多記録「24」に1つだけ少ない状態です。セレナはそれからグランドスラム決勝の舞台に4度立ちましたが、すのすべてで敗れています。
準々決勝|解答
Q プロオープン化以降の時代で、30歳以降にグランドスラム大会でもっとも多くのタイトルを獲得したのは誰でしょうか?
a.) ロジャー・フェデラー(スイス)
b.) ラファエル・ナダル(スペイン)
c.) ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
d.) ロッド・レーバー(オーストラリア)
A「b.」
昨年10月のラファエル・ナダル(スペイン)のフレンチ・オープン優勝は彼のグランドスラム大会21勝目であると同時に、30歳になったあとに獲得した6つ目のタイトルでした。ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が今年のオーストラリアン・オープンで優勝すれば、30歳以降で6勝目を挙げることができます。ナダルと同じく通算20回の優勝を誇るロジャー・フェデラー(スイス)は30歳以降の獲得数は4つに留まっており、ロッド・レーバー(オーストラリア)やケン・ローズウォール(オーストラリア)と並んでいます。
準決勝|解答
Q 少なくとも1度グランドスラム大会のシングルスで優勝し、まだ現役の(例え最近プレーしていなくても、まだ引退していない)男子選手は8人います。少なくとも1度グランドスラム大会のシングルスで優勝した女子の現役選手は何人でしょうか?(ボーナス質問:うち何人がオーストラリアン・オープンで優勝したでしょうか?)
a.) 17人
b.) 15人
c.) 19人
d.) 13人
A「a.」
昨年のフレンチ・オープンを制したイガ・シフィオンテク(ポーランド)が加わり、グランドスラム大会シングルスで優勝経験のある女子選手は17人になりました。
ボーナス質問の解答:その中で6人がオーストラリアン・オープンでの優勝経験を持っています。ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ:2回)、キム・クライシュテルス(ベルギー)、ソフィア・ケニン(アメリカ)、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)、大坂なおみ(日清食品)、そしてセレナ(7回)がその顔ぶれです。
女子決勝|解答
Q ソフィア・ケニン(アメリカ)は2020年オーストラリアン・オープン優勝で、21歳にして初めてトップ10入りしました。彼女は誰以降でトップ10入りした年齢がもっとも若いアメリカ人女子選手でしょうか?
a.) スローン・スティーブンス(アメリカ)
b.) セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)
c.) ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)
d.) クリス・エバート(アメリカ)
A「b.」
セレナは当時17歳だった1999年4月5日に9位に到達し、初のトップ10入りを果たしました。それは彼女がプロの大会で初優勝し、マッチ16連勝をマークした直後のことでした。彼女のこの連勝にはマイアミでの姉ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)に対する敗戦によって終止符が打たれました。
男子決勝|解答
Q ジョコビッチ、フェデラー、ナダル、スタン・ワウリンカ(スイス)以外で、オーストラリアン・オープンで優勝した最後の男子選手は誰でしょうか?
a.) レイトン・ヒューイット(オーストラリア)
b.) アンドレ・アガシ(アメリカ)
c.) マラト・サフィン(ロシア)
d.) アンディ・マレー(イギリス)
A「c.」
マラト・サフィン(ロシア)は16年前のオーストラリアン・オープンで前年度覇者のフェデラーを準決勝で破り、決勝でレイトン・ヒューイット(オーストラリア)を1–6 6–3 6–4 6–4で倒して2度目のグランドスラム制覇を果たしました。それ以来、メルボルン・パークでの15のトロフィーはジョコビッチ(8回)、フェデラー(5回)、ナダル(1回)、ワウリンカ(1回)の手に渡っています。
(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)
写真◎Getty Images
Pick up
-
2024-12-12
サービス第二弾!テニス丸ごと一冊サービス [技術の修正](堀内昌一 著)12月25日(水) 書籍&電子書籍同時発売
テニス丸ごと一冊サービス [技術の修正](堀内昌一 著)20
-
2024-12-12
テニスマガジン今後の予定(部活および新刊情報)
CHECK1テニスマガジンONLINEテニス界の最新情報を毎
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『
Related
Pick up
-
2024-12-12
サービス第二弾!テニス丸ごと一冊サービス [技術の修正](堀内昌一 著)12月25日(水) 書籍&電子書籍同時発売
テニス丸ごと一冊サービス [技術の修正](堀内昌一 著)20
-
2024-12-12
テニスマガジン今後の予定(部活および新刊情報)
CHECK1テニスマガジンONLINEテニス界の最新情報を毎
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『