苛立ちを見せたメドベージェフがコーチ退席後に勝利し3回戦を突破 [オーストラリアン・オープン]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)

今年最初のグランドスラム大会となる「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦2月8~21日/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第4シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が2セットアップから巻き返されながらも第28シードのフィリップ・クライノビッチ(セルビア)を6-3 6-3 4-6 3-6 6-0で振り切った。試合時間は3時間6分。

 試合中には形勢の悪くなったメドベージェフが苛立ちを見せる中、コーチのジル・セルバラ氏がスタンドから立ち去る場面もあった。

 全豪に5年連出場となる24歳のメドベージェフは、2度のベスト16(2019年、20年)がこれまでの最高成績。昨年は4回戦で、スタン・ワウリンカ(スイス)に2-6 6-2 6-4 6-7(2) 2-6で敗れていた。大会前日まで行われていた世界テニス国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)でプレーしたメドベージェフはシングルス4試合で全勝し、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)と2人で母国を優勝に導いた。

 2019年USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)でグランドスラム自己最高となる準優勝を飾ったメドベージェフは、昨年11月の「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/室内ハードコート)でキャリア最大のタイトルを獲得した。

 メドベージェフは次のラウンドで、ロイド・ハリス(南アフリカ)とのノーシード対決を7-6(7) 6-1 6-4で制して勝ち上がったマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)と対戦する。

 そのほかの試合では第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がミカエル・イーメル(スウェーデン)を6-4 6-1 6-1で、第24シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)はラドゥ・アルボット(モルドバ)を6-1 5-7 6-4 6-4で下し、それぞれ16強入りを決めた。ジョコビッチとラオニッチは、4回戦で対戦する。(テニスマガジン)

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

男子シングルス3回戦|主な試合結果

○73キャスパー・ルード(ノルウェー)[24] 6-1 5-7 6-4 6-4 ●79ラドゥ・アルボット(モルドバ)

○85マッケンジー・マクドナルド(アメリカ)7-6(7) 6-1 6-4 ●83ロイド・ハリス(南アフリカ)

○96ダニール・メドベージェフ(ロシア)[4] 6-3 6-3 4-6 3-6 6-0 ●89フィリップ・クライノビッチ(セルビア)[28]

○97ステファノス・チチパス(ギリシャ)[5] 6-4 6-1 6-1 ●103ミカエル・イーメル(スウェーデン)

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写真◎Getty Images

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