ハレプが激戦を制して今季初優勝、リバキナは2週連続決勝で敗れる [ドバイ選手権]

WTAツアー公式戦の「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(WTAプレミア/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月17~22日/賞金総額290万8770ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)がエレナ・リバキナ(カザフスタン)との接戦を3-6 6-3 7-6(5)で制し、今季初優勝を飾った。試合時間は2時間27分。

 ハレプは1セットダウンから挽回して第2セットを取り返したが、第3セットではリバキナが3-1とリードした。すぐにブレークバックに成功したハレプは5-5からリバキナのサービスゲームを破ったが、決めきれずにタイブレークに持ち込まれていた。

ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権2020|PHOTOアルバム

 ツアー大会のシングルスでハレプがタイトルを獲得したのは、昨年7月のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)以来で通算20回目となる。この勝利でツアー決勝での戦績は、20勝16敗となった。

 ドバイに2年連続7度目の出場だった28歳のハレプは、2015年にタイトルを獲得。昨年は準々決勝で、ベリンダ・ベンチッチ(スイス)に6-4 4-6 2-6で敗れていた。

 この結果でハレプは、リバキナとの対戦成績を1勝1敗のタイに追いついた。両者は昨年10月に武漢(WTAプレミア5/ハードコート)の3回戦で初対戦したが、ハレプが第1セット途中で棄権していた。

 今大会でのハレプは、初戦となった2回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したオンス・ジャバー(チュニジア)を1-6 6-2 7-6(7)で、準々決勝で第7シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を3-6 6-2 6-2で、準決勝では予選勝者のジェニファー・ブレイディ(アメリカ)を6-2 6-0で破って決勝進出を決めていた。

 20歳のリバキナは前週のサンクトペテルブルク(WTAプレミア/室内ハードコート)に続く今季4度目の決勝で、1月のホバート(WTAインターナショナル/ハードコート)に続くツアー3勝目を目指していた。

 ダブルス決勝も行われ、第1シードのシェイ・スーウェイ(台湾)/バーボラ・ストリコバ(チェコ)が第5シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)/ジェン・サイサイ(中国)を7-5 3-6 [10-5]で倒して今季2度目の栄冠に輝いた。

女子ダブルス優勝のシェイ・スーウェイ(台湾/左)とバーボラ・ストリコバ(チェコ/右)
DUBAI, UNITED ARAB EMIRATES - FEBRUARY 22: Su-Wei Hsieh of Taiwan and Barbora Strycova of Czech Republic pose with their trophies after winning their Women's Doubles Final match of the WTA Dubai Duty Free Tennis Championship on Day Six of the Dubai Duty Free Tennis at Dubai Duty Free Tennis Stadium on February 22, 2020 in Dubai, United Arab Emirates. (Photo by Francois Nel/Getty Images)

※トップ写真はシモナ・ハレプ(ルーマニア)
DUBAI, UNITED ARAB EMIRATES - FEBRUARY 22: Simona Halep of Romania holds the trophy after defeating Elena Rybakina of Kazakhstan during their Women's Singles Final match of the WTA Dubai Duty Free Tennis Championship on Day Six of the Dubai Duty Free Tennis at Dubai Duty Free Tennis Stadium on February 22, 2020 in Dubai, United Arab Emirates. (Photo by Francois Nel/Getty Images)

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