ピンチを切り抜けたチチパスがルブレフとのシード対決の準決勝へ [ABN AMROワールド]

写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「ABN AMROワールド・テニス」(ATP500/オランダ・ロッテルダム/3月1~7日/賞金総額111万7900ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準々決勝で第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が最終セットのワンブレークダウンから挽回し、カレン・ハチャノフ(ロシア)を倒してベスト4に駒を進めた。

 第3セットで一時1-3とリードされていたチチパスは、そこからブレークバックに成功してハチャノフを4-6 6-3 7-5で振りきった。

 2020年2月以来のタイトルを目指しているチチパスは次のラウンドで、ジェレミー・シャルディ(フランス)を7-6(2) 6-7(2) 6-4で破って勝ち上がった第4シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦する。

 シャルディは第2セット5-6からふたつのマッチポイントを凌いで最終セットに持ち込んだが、ルブレフが4度目のマッチポイントで15本目のサービスエースを決めて試合に終止符を打った。ルブレフは2020年のATPツアー決勝で5戦全勝したあと、2021年シーズン初の決勝進出に王手をかけた。

 ボトムハーフ(ドローの下半分)準決勝は、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)と予選勝者のマートン・フチョビッチ(ハンガリー)の顔合わせとなった。

 11本のサービスエースを決めたチョリッチが日本の錦織圭(日清食品)に7-6(2) 7-6(4)で競り勝ち、フチョビッチはトミー・ポール(アメリカ)を6-4 6-3で退けた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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