不戦勝で勝ち上がった大坂が5度目の出場で初の4回戦進出、ペグラはプリスコバに今季3度目の勝利 [マイアミ・オープン]

写真はジェシカ・ペグラ(アメリカ)(Getty Images)

WTAツアー公式戦の「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月23日~4月4日/賞金総額326万190ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦で予選勝者のニーナ・ストヤノビッチ(セルビア)が右太腿のケガを理由に試合開始前に棄権を決めたため、大坂なおみ(日清食品)はキャリアで初めてこの大会でベスト16に進出した。

 世界ランク2位の大坂は2020年2月にフェドカップ(現ビリー ジーン・キング・カップ)の試合で敗れてから22試合連続で勝っており、先月にはオーストラリアン・オープンで4度目のグランドスラム制覇を果たした。しかし今回を含めて5度出場しているマイアミでの彼女は、2度の3回戦進出(2016年、19年)がこれまでの最高成績だったのだ。

 第2シードの大坂は次のラウンドで、第16シードのエリース・メルテンス(ベルギー)と対戦する。メルテンスはこの日、第22シードのアネット・コンタベイト(エストニア)とのシーソーゲームを6-2 0-6 6-2で制して勝ち上がった。

 また第29シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)は第6シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-1 4-6 6-4で倒し、プリスコバに対する今年3度目の勝利を記録した。

 日曜日に上位の選手が敗れたのはプリスコバだけではなく、第4シードのソフィア・ケニン(アメリカ)と第21シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン)が敗れた。第27シードのオンス・ジャバー(チュニジア)がケニンに6-4 4-6 6-4で競り勝ち、サラ・ソリベス トルモ(スペイン)はリバキナを6-1 3-6 6-2で振りきった。

 そのほかの試合では第8シードのビアンカ・アンドレスク(カナダ)が第28シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)を7-6(4) 6-7(2) 6-4で、第12シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したアンナ・カリンスカヤ(ロシア)を4-6 6-3 6-4で、第23シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)は予選勝者のリュドミラ・サムソノワ(ロシア)を6-0 6-1で下し、それぞれ16強入りを決めた。

 4回戦ではアンドレスクがムグルッサと、サカーリがペグラと、ジャバーはソリベス トルモと対戦する。(APライター◎スティーブン・ワイン/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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